塗る前に『ウッドロングエコ塗装仕様書および取扱説明書』をご確認ください。

こちらの塗装仕様書および取扱説明書はウッドロングエコを「塗る」ことに関しての情報です。
※商品の性質に関しては商品カタログをご覧ください。特にカタログのP17はよく読んでください。
※事前に実際に塗布する材にテスト塗りをし、色味を確認してから本塗りをしてください。

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塗装前の確認 塗装前の確認

1必要量を計算する

塗布する箇所

木の表面+裏面+木口+側面
+現場で木をカットした時の木口

※既に何か塗布されている木材にはお使いいただけません。

塗布面積別 概算表

刷毛塗りの場合

樹 種 塗布面積 ウッドロング
エコ粉末量
容水量 塗布回数
約 2 ㎡ 3 g 0.5 ℓ 2 度塗り
ヒノキ・松 3 度塗り
荒材 約 0.6 ㎡ 2~3 度塗り
約 14 ㎡ ~ 18 ㎡ 20 g 3.8 ℓ 2 度塗り
ヒノキ・松 3 度塗り
荒材 約 4.7 ㎡ ~ 6 ㎡ 2~3 度塗り
約 70 ㎡ ~ 90 ㎡ 100 g 19 ℓ 2~3 度塗り
ヒノキ・松 3 度塗り
荒材 約 21 ㎡ ~ 27 ㎡ 2~3 度塗り
ヒノキやマツなど油分の多い木や節

樹脂が多いため水溶液をはじきます。刷毛でまんべんなく押し付けながら3度塗りをし、天日によく当ててください。ウッドロングエコの発色には30日以上かかりますので、工期には十分の余裕をみてください。

荒材の場合(カンナ仕上げをしない材)

水溶液の浸透が早いので塗り残しに注意!また、木の表面の粗さによっては表の塗布面積を下回ることがあります。

水槽浸け塗りの場合

塗布する木材が大量の場合は、水槽に所定の濃度のウッドロング水溶液を満たして浸します。

塗布面積・使用量について

塗布面積は刷毛塗りの1/3以下になる場合もあります。樹種や表面仕上げにより1/2程度ですむこともありますので、まずは少量からお試しください。
塗布期間が数日にわたる場合は、水溶液の蒸発分にも考慮してください。またウッドロングエコの使用量は刷毛塗りのおおよそ2~3倍多く必要になります。塗り方のコツについては塗装仕様書をご覧ください。

2塗装する予定の木材で
色味を確認する

事前にテストしてから色味を確認し、本塗りをしてください。

この商品を塗布した色は、木の成分がウッドロングエコの成分と反応してできた色です。樹種によって成分が異なり、同じ木でも微妙に成分が違うので、均一な色ではなく、自然な色味が特徴です。

3ウッドロングエコの性質に
向かない木材を確認する

塗装当日までの準備 塗装当日までの準備

ウッドロングエコの水溶液をつくる

水溶液の作り方(ウッドロングエコ20gの場合)

※ウッドロングエコ100gの水溶液を作る時は灯油用のポリタンクなどがおすすめです。

プラバケツ、4ℓポリ容器、ウッドロングエコ20g、水3.8ℓ、刷毛を用意します。

ポリタンクにウッドロングエコを入れてから水3.8ℓを入れます。

粉が混ざっていない場合は振って混ぜてください。

木に塗る時は、小ぶりのバケツに適量移し替え、刷毛で塗ってください。

水溶液の作り方を動画でも詳しく紹介しています。
動画はこちら

バケツはプラスティック素材のものを使用してください。(金属製は錆びが発生します)

ウッドロングの粉を小分けにして溶かさないでください。(成分が偏ってしまうため)

塗装後、バケツに移した水溶液が余った場合は、別のプラ製容器にいれて保管してください。

塗布する場所の養生をする

ウッドロングエコが他の材料に付着しないよう養生してください。
コンクリートの上で使用する場合は、コンクリートの変色を防ぐためシート等を敷き養生してください。

塗り方のコツ 塗り方のコツ

『 刷毛塗り』で塗る

用意するもの

プラ製(樹脂製)のバケツ・厚めの刷毛・養生用のシート・ウッドロングエコの水溶液
※ウッドロングエコ水溶液は、塗装仕様書をみて必要な量を計算してください。

刷毛に水溶液をひたし、バケツ縁で液を切る。板は木表から塗る。

刷毛で板の端から丁寧に伸ばす。

板の側面は液だれしやすいため、注意深く塗る。

木口は叩くようにして染み込ませる。表面が乾いたら2 回目を塗る。

ヒノキ・松また節の部分は、油分が多いので水溶液が浸透しにくい事がある。色変化をしない箇所は再塗装をする。

片付けおよび保管方法につきましては動画をご覧ください。

『 水槽浸け塗り』で塗る

大量に木材を塗る場合は『水槽浸け塗り』のほうが作業効率がよいです。

用意するもの

耐水合板(1類)、ブルーシート(水槽用)、養生用のシート、厚めの刷毛またはコテ刷毛、ウッドロングエコの水溶液
※ウッドロングエコの水溶液は、仕様書をみて必要量を計算してください。

耐水合板で水槽をつくりブルーシートで液が漏れないように水槽をつくる。

水槽で塗る場合は、塗布面積が刷毛塗りの1/3以下になります。

水槽に板を沈め、板に刷毛を押し付け気泡をつぶすように塗る。

可能ならば、塗布した板は立てかけて乾燥する。

別日に作業をする時は、ポリタンクに水溶液を戻す(液の蒸発を防ぐ)。水槽に微量に残った液は使い切る。

片付けと保管方法につきましては動画をご覧ください。

経年による色変化レポート 経年による色変化レポート

生活の場面での変色レポート

猫のおしっこや鳥の糞はアルカリ性なので、次のように変色することがあります。

アルカリ汚染により色抜けたような変色はありますが、ウッドロングエコの成分は抜けていません。色抜けが気になる場合はその箇所を洗浄し、再度塗布してください。
対処方法はこちらをご覧ください。

猫のおしっこによる変色

塗布後8年目の経年レポート(庇なし)

塗布後の変化

塗った直後は色ムラがあります。多少でも色が変化すれば塗れています。右記の板のように塗った直後は少し緑がかったグレーになります。

無塗装と塗装済みの色変化の違い
塗布直後 塗布経過後

塗布後一カ月~半年くらい経つと、塗りにムラが目立たなくなります。デッキ全体でみるとこんな感じになります。(ヒノキ材)

日当りなどによる
変化の違い

写真のように、同じ材を使った家でも日当たりの違いにより、塗装後の色変化が異なります。
※写真は、同じ材の赤身材を使っています。

西側の日当たりのよい外壁

南側の日当たりの悪い外壁

庇の下(左側)

乾燥と確認 乾燥と確認

3日ほど乾燥すれば、雨などで成分が流れることはありません

塗布後、雨にかからない場所へ置き、晴天で3日干してください。
※乾燥する前に雨にあたるとウッドロングエコが溶脱し成分が流れ、周りのコンクリートや漆喰・金属類にシミがつくことがありますのでご注意ください。

塗り残しの確認

塗布後、1~3日経つと塗り残しがはっきりわかりますのでその部分に再度塗布してください。

加工時の釘について

ステンレス製の釘またはメッキ処理された釘をお使いください。

現場でカットした材

必ずカットした小口にも塗布してください。

色変化を早める4つの塗り方

次の塗り方でウッドロングエコを塗布すると、色変化を早めることができます。

  • 1濃い水溶液をつくる
  • 2塗布した木材が完全に乾いてから水で表面を濡らし湿潤を繰り返す
  • 3水槽浸けにして塗装する
  • 4刷毛塗りで再塗装する

再塗装するケース 再塗装するケース

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商品の使い方サポート・塗装中のアクシデント対応

塗装中のアクシデントは
電話またはオンライン相談で

①まずはお電話にてご連絡ください。
TEL:0597-27-3361
(平日 8:30~17:00まで)
②現場の状況をみせながらご相談を希望される方もまずはお電話ください。必要に応じてオンラインでの対応もいたします。

お引渡し後の
施主様へのお願い

完成・お引き渡し後、木材を安全に長持ちさせるためには、日頃から「通風」「水はけ」をよくすることにご配慮ください。
詳しくはこちらをご覧ください。