2017.06.23
商品カタログって何だろう?—自然建材とは手加減と目配りでつきあう
カタログって何だろう?〜自然建材とは手加減と目配りでつきあう〜

▲無垢材+未晒し蜜ロウワックスで仕上げた床。10年目くらい
無垢材、自然塗料、漆喰や土壁 等
これらの自然建材と付き合うには基本ルールはあり、
あとは手加減や目配りで判断することが
前提で成立する建材です。
だからクレームが多いという面もあります。


▲小川耕太郎∞百合子社の未晒し蜜ロウワックスの原料「蜜ロウ」は、養蜂家が集めてくれます。
しかし、ここ10年、
自然建材に惹かれる若い世代が
急増しています。
生まれた時から携帯があり、
検索ひとつでわかった気はするけど、
手加減や目配りで判断が
どこで行われていたのかが、わからない。
何故だろうか?

多分、木と向き合う機会が
少いからではないだろうか?
木はフローリングになったときでも、
吸って吐いてを繰り返し、
時にはヤニ(樹脂)も噴きだします。
だから、塗装の原料は呼吸するものがよい。
そして、、、目に見えない木の表面の凹凸も
ある程度残った方が、目にも優しい。

経年変化が美しい無垢材は
この性質をそのまま生かした
結果ではないでしょうか。
欠点を塗装で覆いすぎると、
塗装がハゲた時は、どこかみすぼらしい。
人間だって同じですよねー。
この価値をどうお伝えるのかが、
カタログの仕事です。
少ない脳ミソフル回転で、
自然循環の中でつくられた商品の
面白さも伝わればハッピーな仕事ですが、、、
道筋が見えそうで見えない(・・;)
がんばります。(小川百合子)
#蜜ロウワックス #手加減と目配り #素材と付き合う #サステイナブル