リフォーム産業新聞 2006年11月14日付 No.756  ●しぜんな自然派家造り  第3回施主を惹き付ける工務店編(執筆)

「リフォーム産業新聞」に、小川耕太郎が親しくしている自然派の家造りを手がける工務店やメーカーを取材し執筆した『しぜんな自然派家造り』を2006年9月から月一回にわたり10回連載。20061114rifo.jpg●しぜんな自然派家造り第3回施主を惹き付ける工務店編–多種多様の自然派建材でネットワークも–

 

 

(前回からの続き)

やってみるとわかるが林産地を訪ね、提携し、建築すると言うことは手間と苦労ばかりで実にならない、なっても採算に合わないことが多い。もちろん最初はKJ WORKSもそうだったのだろうと思う。だが、何度もやり続けて定着し、多くの人に知ってもらえるようになれば大きく変わってくる。その後、どこにも真似のできない特徴になり、こだわりを実現してくれる工務店さんとして信頼を得るようになっていく。「ナンバーワンよりオンリーワン」よく使われる言葉だが、特別な技術、特許等が必ずしも必要なわけではない。KJ WORKSはやり続け、深めていくことで「KJ
WORKS
にしかできない家づくり」を創り上げたと言えよう。

 

現在、KJ WORKSは大阪の彩都に「暮らしのギャラリー木想館」を立ち上げ、各地から広葉樹中心に約1000枚以上の原板をクラフト館内に在庫している。その一部は、「木想館」内の「ファニチャースタジオ かぐら」や『阿蘇小国の家展示情報館』、事務所などにも製品展示を兼ねて多種多様に採用し、お客様がいつでも見ることが出来る。漆喰や珪藻土などの左官素材や「未晒し蜜ロウワックス」をはじめとする塗料、土佐和紙やケナフなど紙等も訪ね歩き、ネットワークを創り上げ、リフォームをはじめとする家づくりには欠かせない素材として活かされている。

 

それだけではない。福井さんの出身がインテリア業界だったこともあって、自社の住宅設計担当者にインテリアや家具キッチン、内装にまで垢抜けするインテリアデザインのセンスを身につける指導も行っている。住まい手の方々の暮らしのあり方に、その人ならではの素材選びやお洒落なデザインのリフォームに導ける家づくりを提案していこうとしているのである。

 

KJ WORKSならではの他社には真似のできない、気候風土や素材を活かし、デザインする木の家づくりをめりのことを目標に、これからも一目見たらKJ WORKSの家づくりとわかる「木想家」をつくり続けたいと思います。」福井さんの言葉である。

 

何でも良いと思うのだが、工務店さんがKJ WORKSのような他にない特徴を身につけていけば、リフォームでも家づくりでも確実にお客様を惹きつける事ができるようになり、大手に負けることなどなくなると思うのである。

 

 

文:小川耕太郎∞百合子社 小川耕太郎