2016.06.22
東北産の栃、三重杉の追い柾目板、国産おにぐるみのフローリングの問い合わせが増えてきました。
先日、木製ブラインドこかげ をご購入いただいたお客様が弊社に来られました。
木製ブラインド「こかげ」をすごく気に入って頂いたようで、今度は床のリフォームをされたいとのこと。
倉庫から10種類ほどの板サンプルをもってきて、見比べていただき、
おにぐるみでリフォームすることに決まりました。
東北の工務店さんからは、杉追い柾目のお問い合わせをいただき、
サンプルとお見積もりをお送りしました。
今日は、大きな材木屋さんから国産栃フローリングの在庫量のお問い合わせをいただきました。
国産栃フローリングは、全部で三百数十坪分くらい在庫していますが、恐らく、日本中を探してもこれだけの量を持っているところはないでしょうし、これがなくなったら、一定量を揃えるのにかなりの時間がかかると思います。
その材木屋さんも希少な材という事で興味を持たれたのでしょう。
特別木にこだわる方でないと見向きもしないような、めったに売れない、希少な材を好んで集めてしまう私ですが、絶対に探している人はいると信じて、リスクを取って耐えうる限り在庫し、販売しています。
▲桂離宮の茶室「松琴亭」の襖紙と同じ製法でつくった草木灰越前生漉奉書
草木灰越前生漉奉書や藍染奉書もそうですが、売れたら、売れただけ仕入れるという、今では当たり前の様になっているやり方が嫌いです。いつも妻や会社から叱られてばかりですが、良いと思ったら、残したいと思うのなら、自分でリスクを取ってやれ、と思うのです。
少しずつでも買っていただければ、また製作をお願いして、仕入れられます。回りはじめます。栃も藍染奉書もそういう循環につなげていきたいと思っています。
こういう材を探している方に情報が届きますように!(小川耕太郎)