2019.07.18
[18期]”おわせアルプス” 尾鷲トレイルの整備促進 と セルフレスキューの充実、地名の調査や道標の設置などに取り組むボランティア団体へ2回にわけて寄付
いつも小川耕太郎∞百合子社の商品をご愛用いただきありがとうございます。毎年恒例になりますが、[18期]社会コスト(ソーシャルコスト)の支援先の活動報告をさせていただきます。
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小川社が支援する団体は持続的に山林・維持・循環をすることと災害支援活動と限定していましたが、17期より観光や教育を通して山林維持・循環をする団体にも支援させていただいております。
[支援先]尾鷲藪漕隊さま、外遊びプロジェクトさま
[支援内容]尾鷲トレイルの整備促進とセルフレスキューの充実、地名の調査や道標の設置などに取り組む団体(ボランティア)へ2回にわけて寄付
(1) 2018年8月31日 尾鷲藪漕隊&セルフレスキュー研修装備費
(2)
2019年4月2日 道普請の藪刈整備費用
寄付させていただいた資材は、山道の整備やセルフレスキューなどにつかわれています。長年にわたり急峻な山道の整備活動が実を結び“尾鷲トレイル“は知る人ぞ知るトレッキングコースとなりました。
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おわせのアルプス“尾鷲トレイル“とは
▲尾鷲湾越しに見るトレイル
尾鷲トレイルは、尾鷲のまちを囲む山々を尾根つたいに歩く道をさします。猪ノ鼻水平道へ移動から行野浦の弁財天神社まで全長37.7キロで豊かな自然や文化香る尾鷲を満喫できるトレッキングコースは、近年注目を集めています。三重県南部での外遊びを提案するボランティアグループの”外遊びプロジェクト”のメンバーがその魅力に着目し、道普請の実行を目的に”尾鷲藪漕隊”を2012年に結成。安全なロングトレイルへ、地名の調査や道標の設置、藪の刈込など山道整備に取り組んでいます。
知る人ぞ知るトレイルランニングや
トレッキングコース”尾鷲トレイル”
▲尾鷲トレイルは、トレイルランニング雑誌にも取り上げられました
▲トレイルランニングの愛好家 世界最大のトレイラルランニング大会にチャレンジするランナーも尾鷲トレイルにてチャレンジ
▲三重を刺激する大人のローカル誌NAGIに高峰山が紹介されました
おわせアルプス“尾鷲トレイル“は、急峻な上り下りが連続するトレイルランニングコースとしても認知されるようになりました。
山深さを感じながらトレイルを進むと、視界が開け尾鷲の町並みや熊野灘が一望できることからランニングやトレッキングにチャレンジする人が年々増え、尾鷲の観光名所となっています。
■何度も重版された尾鷲版 秘境ガイドブック
2016年から一年にわたり商工会議所女性部といく「秘境巡りツアー」がありました。尾鷲商工会議所女性部が制作した「秘境ガイドブック 魅せます!尾鷲」は発刊後大盛況となり既に何回か増版されています。
■三重大学自然環境リテラシー学 の学生との協働
“尾鷲藪漕隊“”外遊びプロジェクト”が取り組む
道普請活動
ジワジワと人気がでた尾鷲トレイルですが、安全なトレイルになったのも、山道整備やその魅力を発信するボランティア団体“尾鷲藪漕隊“”外遊びプロジェクト”の地道な活動の積み重ねがあってことだと思います。知れば知るほど頭が下がる活動です。一部ではありますがその活動をFBよりシェアさせていただきます。
■山道整備
(例1)ステップ切り 急斜面に階段状に足場を刻む山道整備
(例2) 倒木整備
***尾鷲トレイル&尾鷲藪漕隊のご活動の詳細は下記のサイトをご覧ください
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恥ずかしながら、このような道を整備してくださる皆さんの活動はよく知りませんでした。自然を維持管理することは地道な作業の繰り返しです。ヨーロッパなど持続的な観光が維持できている国は、このような維持管理に国家や地方自治体の予算がかけられていると聞いたことがあります。
観光分野についてはよくわかりませんが、日本では維持管理に予算をかける行政はあまり無いと聞きます。本来ならこのような活動こそ予算をかけ、持続可能な観光+環境保全へと繋がっていくことが、地域の魅力ではないかとは思っておりますが、理想論や不平不満を述べるのではなく、手弁当で整備され、人の輪を拡げてきた皆様にはググっと熱いものを感じました。またその姿勢には一事業所としても学ぶ事が大きかったです。
小さな事業所ではありますが、これからも継続的に支援できるように頑張りたいと思います。
道普請の技術や精神を子ども達へ
2019年6月より山道整備やトレッキングガイドにとどまらず、尾鷲の子ども達の木育・山育プロジェクト「僕らのあそび場づくり」にも協力されています。
このような拡がりがあるのも、尾鷲藪漕隊&外遊びプロジェクトの魅力ではないかと思いました。
CSR活動を通して、色々な活動をされている団体さまとご縁をいただき、改めて地域の自然の魅力に氣づくことができました。支援先団体の皆様には、いつも多大なるエネルギーを頂き心より感謝を申し上げます。
また、このような活動が継続できるのも、弊社の商品をお買い上げいただく皆様と仕事仲間、手前味噌ではありますがスタッフとその家族のお陰です。皆様には心よりお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
↓↓↓18期の寄付先の活動報告は以下の5件になります。