2019.03.28
4方を囲まれた風通しの悪い物件でのウッドデッキ耐久試験
昨日は、ウッドデッキ床下工法別耐久試験の経過観察をしました。
木もちeデッキでは
大引きとデッキ板との間に
水切り板金とパッキンを挟む
大引きBP工法をオススメしています。
大引きBP工法により
(1)通風を確保(2)除湿アップ↑
よって防腐剤や化学薬品に頼らない
安全なウッドデッキを長もちさせることができます。
また、弊社では
ウッドデッキだけでなく、
木もちe外壁を含め、
10年近くエクステリア関係に
杉材をつかった耐久テストを
してきした(現在も継続中)。
その結果、どのような状況下だと
木が傷みやすいのかが
ほぼ見えてきました。
▲小川社の倉庫にて、様々なやり方で床下工法別耐久試験をしています。
これほど時間と予算をかけて、
デッキ材や外壁材の
耐久試験をしている会社は
少ないのでは?と自負しています。
今回は【実験台の家】と称し、
築80年の民家をリフォームした
事例の経過観察をしました。
床下高さが30センチしかなく、
雨がふるとコンクリートから
湿気がぬけるまでかなりの
時間がかかるため
ここでは鋼製束を使っています。
また建物に四方を囲まれているため、
通風や日当たりの悪い環境下での
床下工法別耐久テストのなります。
▲北面は隣家が接しています
▲西面は母屋 一階は3時間くらいしか日が当たりません
▲東 隠居部屋
屋外で安全な木材を使う場合\
板と板の重なり
(デッキ板と大引き上部 他)
が一番傷みやすい箇所です。
今回の経過観察では、大引き上に被せた板金とパッキンも外し状態を確認しました。
ウッドデッキにとっては過酷な環境下の中、5年間かなりいい状態を保持していることが確認できホッと一安心。とはいえども、施工環境はひとつひとつ違うため、マニュアルはムズカシイのですが、ウッドデッキ施工の要点は「木と木の重なりに湿気を溜めない施工を工夫することに尽きると思います。
無垢材という自然素材を使う以上「自然の法則に従って工夫を重ね、長もちさせる」ことをご理解ください。
小川社の代表
小川耕太郎は、
営業+商品開発+商品テストの画像記録係り 他、
デッキ担当の竹村は、
材の調達と品質管理、図面から拾い出し見積もりや受注、
出荷発送事務、商品テスト、クレーム対応
等をしています。
小さい会社だからこそ、
木材がお客様に届くまでの
全体の流れが見えます。
一歩前進なのか
見極められる
ように努めています。