2019.03.10
2019年3月10日付 紀勢新聞『豊かな海は森づくりから—私有林へ広葉樹100本植樹』
2019年3月10日付 紀勢新聞『豊かな海は森づくりから—私有林へ広葉樹100本植樹』
(以下 転載)
尾鷲市行野浦の私有林で9日、豊かな海づくりを目指す「海と山をむすぶ漁民の森づくり」があり、関係者43人が広葉樹100本を植えた。
「豊かな海づくりは森林づくりから」を合言葉に、平成13年度に始まり、今年で17回目。当初は八幡峠で行っていたが、20年度から行野浦にある”漁民の森”で行っている。
作業には主催者の尾鷲養殖業組合、三重県外湾漁協尾鷲事業所、J?POWERグループをはじめ、加藤千速市長ら市職員、苗木や獣害防止ネットなどを寄付した小川耕太郎∞百合子社と尾鷲ロータリークラブが参加した。
この日植えた苗木はコナラ、ヤマモモ、ケヤキ、センダン各25本で、参加者たちは、獣害防止ネットで囲まれた約200平方メートルの植樹場所に散らばり、斜面にクワで穴を掘り、苗木を植えて目印のピンクの杭を脇に立てた。
養殖業組合の中村浩久会長は「山が豊かだと海も潤う。少しでも海が豊かになることを願って活動を続けている」と話し、毎年参加している小川百合子さんは「ネットの設置や草刈りなど、皆さんの力のおかげでできること。これからも協力ができるように頑張りたい」と話していた。