2019.02.26

HAPPYワーク in にゃんにゃん王国—仮想の王国でおしごと体験—

0224子育てHAPPYDAYチラシ-(最終)0205.jpgにゃんにゃん王国で働くにゃん紙幣で報酬をいただくにゃん王国で働いて貯めたにゃん紙幣で自分の体験したい、ワークショップやお仕事体験

 

 

 

2019224日(日)、尾鷲市中央公民館全館をつかって

尾鷲市の見守り子育て推進事業「子育ってハッピーデー ハッピーワーinにゃんにゃん王国」が開催されました。

 

 

 

子育てハッピーデーとは、親子やこどもの居場所づくりの提供、子育ての意識をたかめてみたい、町全体で子育てしていこう!というムードを高めるなどを目的にされた子育て支援グループや関係団体が、年四回ほど楽しい遊びやワークショップなどを開催されているイベントです。

 

 

 

今回は「こどもたちのお仕事体験」をテーマにしたイベントで、子育て支援グループと尾鷲市役所の5つの部署が協働で企画運営された尾鷲ならでなのユニークなイベントでした。

 ハッピーワ-ク01.jpgのサムネール画像

中央公民館全館をつかい、着物屋さんでは接客の基本中の基本「あいさつ」「おじぎ」を学び、印刷屋さんでは「名刺を刷り、ビジネスマナー」を学び、美容師さんでは「心も顔もキレイになる、幸せにする」技術を学び、図書館司書、読み聞かせ、他たくさんの仕事の体験ブースがあります。

 

 

また、こどもたちが自ら「会場のおそうじ」を経験してもらうために市婦人会の指導でテーブルやガラス戸のおそうじをして、にゃん通貨を貯める、会場内の連絡アナウンスやメッセンジャーなども子ども達が進行するなど、子ども達が準備進行も加わる仕掛けもあります。かわいい声でアナウンスされると私たちまでにゃんにゃん王国の住民になった感じです。

 

 

にゃん通貨をもらった子ども達は、アクセサリーや親子でハンドマッサージ、マグロの角煮、射場、キッズ薬局の薬剤師などのワークショップが体験できます。

 

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イベントの最後には「尾鷲ガールズコレクション」があり、美容師さんにきれいにセットしてもらった子ども達がモデルさんになってポーズをとっていました。モデルのお仕事をするにもヘアーセットをしたり、洋服にアイロンやブラシをかけたり沢山の人がショーのお仕事をしていることがわかったようです。

 

 

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さてさて、小川社はといいますと、、、、「クイズに答えるお仕事」をしていただきました。目的は「生物資源を活かした 商品づくり」をするためには、まずは、生物にもっと興味をもって積極的に観察し、調べ、話しながらヒントを導き出すことが大切ということを知って頂くことです。今日はカンタンな調査体験をしていただきました。

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正直言ってこんなに並ぶとは思わなかったので、一人一人に接する時間が全然足りず(^_^;)果たして子ども達に楽しんでもらえたのか???反省がのこりましたが、、、、



小川社でのお仕事体験は「クイズ形式」という方法をとり、子ども達がこたえたいクイズをえらび、その答えのヒントとなる絵本や図鑑(←尾鷲図書館さんが選書してくれました)をよみ、時には親子の会話や友達との会話を通して答えを導き出す体験をしてもらいました。親子の会話や子ども達同士の会話があまりにも楽しかったので少し御紹介します。





 

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クイズ『どうやって花の密を発酵させてハチミツにするかな?』というクイズをした時は、身近にある発酵食品、お漬物やヨーグルトや納豆などはどうやって発酵させたか?考え、




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それをヒントに『ミツバチは体が小さいので塩も持てないし、水も持てないからどうしよう〜ね。』と質問すると『モンゴルでお米を口に含ませて唾液(唾液に含まれる酵素)でお酒を作る話を聞いたことがある!!』と話されたお母さんから紐解いて答えを導き出した親子もいました!



 

 

 






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次に『蜜ロウはどうやってつくるのか』というクイズでは、小川社から『みんなの好きなオニギリはお米の種を炊いたものだよねーー。でも、お米を収穫する前は台風が上陸する季節なのにビショビショにならずにお米になるのはなんでだろう??』と質問すると、、、人間だったらカッパ(雨具)や傘をさすよねーー。と考えたお子さんもいました。『お米というタネの中には米糠が含まれており、この中にロウ物質と油分があります。このロウと油分により、種を守っています。つまりカッパみたいなものかな???ミツバチはハチミツから蜜蝋をつくるのだけど、どうやったら蜜ロウになるのかな』とヒントのイラストを渡し、絵本を読んだりして親子やお友達と一緒にこたえ探しをしました。とくにパパさんは昆虫好きの息子と一緒に悩みながらもワクワクしている姿をみて、なんだか微笑ましかったです。

 

 

 

昔から伝わってきた技や生き方には、生きるヒントが沢山あります。自然をよーく観察すると『なぜ』という氣もちがたくさん湧いてきます。なぜ?から生まれた技術や商品は沢山あります。

 


小さい頃に、あれだけずーと観察できるのは集中力があるからと言われています。子どもたちには イベントよりもゆっくり散歩して自然観察を通してフツフツときづきが出てきたら、ファーブル昆虫記や科学の絵本も読んでもらいたいなぁ〜とおもいました。今日はそんな導入口になれば嬉しいです。

 

 

来場数はビックリ?(゚Д゚)するくらい多く、子ども達がアナウンサーになったり、メッセンジャー(伝達係)、会場のお掃除を手伝ったり、自ら働いてニャン通貨で報酬をもらい、ニャン通貨でワークショップに参加できる企画イベントは好評だったようです。子どもたちのファッションショーも可愛かったです


 

イベント開催にあたり、企画〜準備、後片付けをしてくださったスタッフの皆様には心より感謝を申し上げます。ありがとうございます。



 

出展者のみなさんもお疲れ様でした。


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