2019.02.08
和の生活は、重心が低いため、素材を全身で感じ取ることが多い。
「和室は白木でつくるとか、形式やデスクワークで考えないで、木とか土とか 物質に触れるところからつくるといい(アレックス・カー×武田好史対談より)」 「その土地に自然に生えたように、自然環境や地域の文脈に沿って立つ住宅(和室をもつ家 取材・文:秋川ゆか) ~文:CONFURT創刊25周年記念号『和室ノススメ』より引用~
▲CONFURT創刊25周年記念号『和室ノススメ』https://confortmag.net/
▲小川耕太郎∞百合子社が扱う 9代目岩野市兵/衛が漉「藍の奉書」は桂離宮に収めている奉書と同じ製法で作って頂いています。
和の生活は、重心が低いため、素材を全身で感じ取ることが多い。例えば、畳に直接座り、雪見障子のように、座った時にみえる季節の日差しを透き通らせる和紙と景観の調和 他
素材に触れるからこそ、各地方の職人さん達が、自然素材に技を加え、更に素材を際立てて、「静謐な美」を演出していたように思います。#CONFORT創刊25周年記念号は、どの特集も研ぎ澄ませれており、素晴らしい内容でした。
素材に触れるからこそ、各地方の職人さん達が、自然素材に技を加え、更に素材を際立てて、「静謐な美」を演出していたように思います。#CONFORT創刊25周年記念号は、どの特集も研ぎ澄ませれており、素晴らしい内容でした。
陰翳も含め演出された和室ですので、小川社的にオススメな材は「国産栃の内装材」です。季節の日差しによって、栃の杢がシルクのようにしっとり輝き、なんといえない静謐な空間をつくってくれます。実際にご覧になりたい方は、2019年3月まで新宿OZONE7階「内装材大辞典」にて展示しております。宜しかったらお立ち寄りください。
また、上の栃のフローロングの和室の建具の枠のみ「タモ」をつかっています。部分的にタモをつかうことで、少し洋風なエッセンスもはいり、今の暮らしになじみやすい和室となると思います。現在の住空間に独立した和室がすくなく、また生活スタイルも座る暮らしから離れているため、畳ではなくフローリングの樹種や品質を厳選した和室の空間を考え、代表の小川耕太郎がコーディネートしました。
#confort
#和室
#和室ノススメ
#静謐な美しさ
#栃のフローリング
#内装材大辞典
#リビングデザインセンターozone
余談、、、、あまりにも感動した創刊25周年記念号!個人的にオススメの特集はコレ↓↓↓
▲CONFORT「和室ノススメ」の中の特集 茶道宋和流18代目 宇田川宋光「機を見て敏。時と場と人を醸す」
どの特集も素晴らしかったですが、宇田川宋光氏のお話と所作に「和」の奥行を感じました。宋光の言葉には、遊び心と引力と時間をかけ積み重ねてきた美意識がふくまれていました。
▲和室の図鑑 この図解編集も良かったです。監修・イラストは中山章さん、構成は清水潤さんという方がつくられた特集。