2018.09.03

2018年9月2日付 紀勢新聞 尾鷲トレイルの活動支援—山道整備の資材などを贈る

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2018年9月2日付 紀勢新聞—尾鷲トレイルの活動支援 山道整備の資材などを贈る–
([第18期] 社会コストに関しての新聞記事)
<以下転載>

尾鷲市賀田町の小川耕太郎∞百合子社は、「尾鷲トレイル」の活動推進に協力し、「尾鷲藪漕(やぶこぎ)隊」と「外遊びプロジェクト」に山道整備資材やセルフレスキュー道具などを寄贈した。

尾鷲トレイルとは尾鷲のまちを囲む山々を尾根伝えに歩く道。猪ノ鼻水へ移動から行野浦の弁財天神社まで前兆37.7キロで豊かな自然や文化香尾鷲を満喫できるコースで、近年注目を集めている。

三重県南部での外遊びを提案するグループの外遊びプロジェクトのメンバーがその魅力に着目し、道普請の実行を目的に尾鷲藪漕隊を平成24年に結成。安全なロングトレイルへ、地名の町さや道標の設置、藪の刈込など山道整備に取り組んでいる。

8月31日に同事務所で授与式があり、小川耕太郎代表(56)が尾鷲藪漕隊の内山勝稔隊長(75)に目録を手渡しした。係留ロープや、鋸とチェーンソーの替え刃、マーキングテープ、チェーンソーのオイルと燃料、クライミングロー王、各種カラビナやスリングなど約10万円分の資材を受け渡した。

内山隊長は「有効かつ丁寧に使用していきたい。セルフレスキュー技術は防災にも活用できるので、技術をひろげる活動もしていきたい」と感謝を表し、「今後は大台ケ原へ続く尾鷲道の整備にも取り組みたい」と意気込みを語った。

 

 

 

蜜ロウワックスなど地域資源を活用した同社は「山林循環経済活動」を企業理念におき、毎年の売上の0.3%を「自然や環境に与えたダメージを元に戻すための費用」とし、社会貢献活動費に充てている。市内での植樹活動「森と海を結ぶ漁民による森づくり」のほか、東日本大震災への支援などに取り組んでいる。地元へのさらなる貢献を模索しており、今回の寄贈につながった。


小川代表は「山道の整備がすすむことによって尾鷲に来てくれる人が増え、素晴らしい山の景色を知ってもらえれば。頑張っている地域団体を尾鷲全体で支えていく流れにつながればいい」と話した。

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