2018.08.16
OZONEプロフェッショナルセミナー『進化するエクステリア–多様化する外回りのためのプラント製品選び』
リビングデザインセンターOZONEプロフェッショナルセミナー『進化するエクステリア 多様化する外まわりのためのプランと製品選び(2018年7月19日 17:00~19:30)』
古橋宜昌氏(一般社団法人 日本エクスステリア設計協会会長 / 有限会社エクスプランニング代表取締役)が実際の建物とエクステリアのつながりや、エクステリア計画の手法、工夫などの事例をもとに解説されました。
有限会社 小川耕太郎∞百合子社 小川耕太郎は「国産材を外装につかっていただくために工夫していること」を説明させていただき、木もちe外壁やデッキの様々な事例を紹介させていただきました。
▲リビングデザインセンターOZONE スクエアで開催された『エクステリア展』(2018年4月20日から7月30日)国産スギの赤身をつかったビンテージ風の木もちe外壁と木もちeデッキは、お蔭様で反響数TOPになりました。
▲伊根の舟屋(杉の赤身の外壁)
現在の日本では、無垢の木を外構につかうケースが減っていますが、歴史ある町並みにいくと、今でも杉赤身を外壁につかった事例は数多く残っています。
2006年より杉赤身の外壁材の販売を開始しましたが、当初は「これだけ新建材のサイディングが増える中、国産の外壁材など売れるはずがない」という意見が多かったです。しかし、ロングサイクルで考えたらどうでしょうか?メンテナンスコストを考えれば、なにを分母にして安いと考えるのか?もう一度、見直す時期にきているのではないでしょうか
▲愛知県岡崎市 マルヤ八丁味噌さま
▲マルヤ八丁味噌さまの一部に木もちe外壁が使われました(2017年施工)
歴史ある醸造元でも、木もちe外壁なら一部張り替えしても違和感がありません。
日本三景のひとつに選ばれた
「天橋立駅」の外壁は全面に木もちe外壁が使われました。
木もちe外壁は、景観に溶け込むことから、歴史的な街並みにも採用されています。
また、最近はナチュラル嗜好の施主様も増え、
環境に負担をかけない外構デザインを求める施主様も増えております。
日光市でビーガンレストランを営むオーナーシェフのご自宅では、
『漆喰×木もちe外壁』といった異素材の組み合わせにより、
中二階の平屋に変化をもたしています。
無垢の木は、地方だけでなく、
都市型極小住宅3階建にもつかわれています。
(残念ながら写真は公開できません)
徒歩5歩の2世帯住宅に木もちe外壁をつかえば、圧迫感がありません。
無垢の外壁は、新建材にくらべ施工時間がかかることから、
工費も心配されていますが、
木もちe外壁は独自の形状と各部材の充実により、
施工時間を大幅に短縮できました。
『進化するエクステリア展』
プロフェッショナルセミナーでは、
歴史的につかわれていた
国産スギの赤身材をつかった外壁を
どのように工夫を重ね
現在の工事現場環境にあう商品を
育てて伝え広めていったかを
お伝えしました。
木もちeデッキについてはまた次回お知らせします。