2017.06.16
町から離れたところの石垣と栃の木の言い伝え—-尾鷲の石垣 (賀田町NO.8)—
尾鷲の石垣 (賀田町NO.8)
2017年06月16日 11時41分42秒 | 小川耕太郎
今日の石垣は、水力発電所近くの石垣。
町からは直線距離で2キロくらいは離れているけれども、
こんな所にも石垣がある。
この上の方にも続いているが、
なぜ、何のために作られた石垣かはわからない。
谷間には、賀田小学校の卒業記念植樹のトチの木があった。
尾鷲市賀田町民は、江戸時代の大飢饉の際に
栃の実を食べて飢えをしのいだという言い伝えがあって、
トチの木を切ることはご法度になっている。
今でも賀田区有林が二百数十町歩(ヘクタール)あって、
そこには大きなトチの木が181本残っている。
一番大きなトチの木は、幹回り5メートル以上もあり、
秋になると小学生たちがトチの実拾いに行って持ち帰り、
トチ餅作りをしている。
それで、今でも後世の人たちにトチの木を残そうと、植樹しているのだ。
娘も小学6年生だから、年が明けたら植樹するのだろう。(小川耕太郎)