2017.03.02

2017年3月2日付 漁民の森づくりに寄付—今年も市有林に苗木100本—

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尾鷲市賀田町の有限会社小川耕太郎∞百合子社と尾鷲ロータリークラブは今年も228日、尾鷲市に広葉樹の苗木や獣害防止ネットなどを寄付した。

 

11日に市内生野浦の市有林である第15回「海と山をむすぶ漁民の森づくり」の植樹事業に協力し、今年で9年目の寄付になる小川耕太郎∞百合子社の寄付は30万を、8年目になる尾鷲ロータリークラブは10万円をそれぞれ苗木などの購入費として負担した。

 

贈呈式は市役所市長室であり、同社代表の小川耕太郎さん(55)と同じクラブ会長の北村豪さん(41)から岩田昭人市長に目録が手渡された。苗木はコナラ、ヤマモモなど100本植える。

 

 

小川耕太郎∞百合子社では毎年、売上の0.3%を植林活動や環境保全活動に寄付している。小川さんは漁民の森づくりについて「市有林だけでなく、もっともっと広げていきたい」と話し、植樹以外でも清掃や花植えなど公的な環境活動に対して協力していきたい考えで、「寄付を利用したいグループなどがあれば申し出てほしい」と言っていた。

 

北村さんは、3月はロータリーの「水と衛星月間」であることから「森がきれいな水をつくる活動を継続していきたい」と話していた。

 

11日の植樹は尾鷲漁協、尾鷲養殖組合、電源開発、尾鷲市などの関係者が協力して行う。

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