2014.02.18

[第14期 社会コストの寄付先活動報告]地域の学校へ災害具を寄付


小川社ではCSR(企業の社会的責任)活動のひとつとして、山林維持循環に関して活動する団体に寄付してきました。この活動は毎年利益のあるなしにかかわらず売り上げの0,3%を【社会コスト】充当額として寄付しています。
【社会コスト】は社会的費用=social cost(ソーシャルコスト) とも呼ばれています。

第14期の社会コストは、2004年から支援させていただいている三重県尾鷲市有林の植樹活動「漁民による森づくり」のほかに、三重県紀北町「手作り工房ワーイワイ様」が取り組まれた、ハンモック型の肩掛け担架「かけもっく」を尾鷲市立の小学校(賀田小、三木里小、三木小)に各2点を寄贈させていただきました。

尾鷲市では、生きた防災教育に取り組んでいます。子供たちが自ら描く防災マップ他、常日頃から子供たちに危機管理意識をはぐくむ授業を導入しています。

私たちの会社は、尾鷲市輪内地区にあります。この地区は入江になっているため津波の被害が大きいと予測される地区です。輪内地区の小学校は高台に建てられ、地域の避難場所にもなっています。

災害時には、怪我をされて避難所駆けつけていく人も予想されますので、避難所生活でもこのような用具があればトイレなどの移動に助かるのでは?と考え、「カケモック」を寄贈させていただきました。

リアス式海岸の地形をもつ尾鷲では、急な勾配なため車椅子などの移動が難しく、階段や坂道でも移動できる「カケモック」は防災だけでなく、介護、障害などの時も活躍できる道具だと思います。

カケモックの開発者 井谷様は、尾鷲市の隣町「紀北町」で、16年のヘルパーの経験と旦那様の両親の介護経験をされ手作り工房ワーイワイ、東日本大震災のボランティアこのような商品を生み出されました。

昨日は、井谷様が直々使い方などの指導され、各学校の先生方も興味をもって説明を聞いてくださり、「今後 学校だけでなく地域でも活用したい」など、喜んでいただきました。熱心に聞いてくれた先生方をみて私たちまでも元気をいただきました。

カケモックが身近にあることで、子ども達が「防災」「障害」「介護」などに関して興味を抱いて頂ければ光栄です。

創業当時からこのような活動させていただけるのも、皆様のお蔭です。皆様には心より感謝申し上げます。小さな会社ではありますが、今後もこの活動を継続していきたいと思います。

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