2017.01.24
第14期 寄付先の活動報告2014年9月 [海と山の子守歌 森の再生in宮城 洞の浜 4回目]活動報告
◆活動内容:[第4回]山と海の子守歌 森の再生in宮城 洞の浜(2014年9月20、21,22)
◆寄付先:チーム日光
◆主な取り組み
塩害で枯れた木を伐採し、倒木を片付け
現在の針葉樹の森から本来あった広葉樹の元気な森に育てていきたい・・という思いで活動しています。森が綺麗になることは、海も綺麗になることに繋がります。その結果、海や山の恵みは私達にも返ってくることに繋がるのです。
暑さ寒さも彼岸まで・・ということで、今回の活動は「彼岸の入り」と重なりました。
スタートしてから今日まで、チーム日光の仲間と共に汗を流し、同じ釜の飯を食べ、1つ1つ活動を成し遂げてきました。当初、現場を目のあたりにしたとき誰もが衝撃的なほどの胸の苦しさを感じたことだと思います。「いのちの大切さ」についても考えさせられたことでしょう。
お彼岸に因んで、ある保育園の園長さんの素敵なお話を見つけました。今日は秋分の日。そう、秋のお彼岸のお中日です。お墓参りに行きましたか?それとも3連休で家族旅行かな?
連休を利用して家族で旅行など楽しい思い出を作るのは素敵なことです。
でも、お彼岸のような昔からある「お墓参り週間」をきちんと意識し、 子ども達と一緒に先祖供養を実践することもとても大切です。
「いのちを大切にする」というのは、 今生きているいのちだけを大切にするのではありません。 自分のいのちを大切にするのと同じように、
亡くなったたくさんの先祖のいのちをも一緒に大切にするのです。
目に見えない先祖のいのちを感じることで、子ども達は
いのちのつながりやその深さ、不思議さを学んでいきます。
そしてその経験を積み重ねて、自然にいのちの大切を知るのだと思います。
▲資金源を確保するための募金活動
東日本大震災から早、三年半が過ぎました。世間は東京オリンピックで盛り上がっているのだから、もう落ち着いた事だろうと思っている方もいるかもしれません。しかし現実は仮設を出た方は、ほんの一握り。八割はまだ仮設住宅の生活です。三年前に比べれば進んできたかもしれません。しかし実際はまだまだです。南三陸町では、行政の手がかかっている町は、重機もボランティアも充実し国の政策は良くも悪くも開発を進め、それにより格差社会を生んでいます。
私達は、長い年月をかけ経験を積み重ね、様々な仲間との交流により絆を深め、震災当初の災害活動から森の再生活動に移り変わりました。
活動を通し毎回感じている事は、すべて自分の糧になるということです。体力的にはキツイ事です。しかし、辛い!と思った事は一度もありません。行政の手がかかった政策ではないので、活動においては、すべて身銭をきらなくてはなりません。重機や道具がないなら手仕事でコツコツやらなければなりません。とても忍耐力を必要とします。
しかし、そこで得られるのは、お金でも名誉でもなく、家族を守る為にも一番大切な生きる知恵でした。
何事も重機を使えばあっという間に片付きますが、もし、東日本大震災と同じ、ありえない状況が自分の目の前に起きたとき、大半の人はパニックに陥るでしょう。しかし生きる為に、まずしなければならないのは何もないとこから経験や知恵を使って生みださなければなりません。暖をとったり、水を汲んだり、食料を調達したり…と冷静な状況判断が出来、責任を持てる人が上にたたないと、皆で生き抜く事が出来ません。
自分だけが助かれば…となってしまったら社会は混乱し争いは絶えません。
今回の活動には、中学年になったタカちゃんが久々に参加してくれました。
▲震災当時、まだ小学生だったタカちゃん
私達は、自然や暮らしから知恵を学び自然と共に生きていかなければならないのです。山や海では、経験豊富な年輩者が私達の良き師になります。自然の驚異は誰にもコントロール出来ません。時に厳しさも与えられますが、楽しさも安らぎも教えてくれる大きな存在です。
チーム日光 小坂朋子
※この文章は、チーム日光ファイスブックの投稿から編集し、小川社のお客様に報告するブログにまとめています。
◆災害復興支援
小川耕太郎∞百合子社ではその地の人と暮らしを支えてきた山や自然に目を向け、支援活動を行っています。2011年-2014年にかけボランティア団体「チーム日光」に支援させていただきました。以下チーム日光の活動がメディア掲載されましたのでご報告させていただきます。
◆第14期(2013年7月から2014年6月)の売り上げの0,3%の一部 30万を寄付
◆寄付先:チーム日光 新規取り組み[山と海の子守歌 森の再生in宮城 洞の浜]
小川耕太郎∞百合子社では、利益があるなしに関わらず、毎年売り上げの0.3%を山林維持循環を目的とした活動に寄付しています。この度、この取り組みが10年目に入ることから、寄付先の活動をまとめています。このような活動ができるのも、お買い上げいただいた皆様と商売を通してご縁をいただいた皆様のお蔭です。皆様には心より感謝を申し上げます。 有限会社小川耕太郎∞百合子社
◆詳細 東日本大震災復興支援の活動報告ブログ「チーム日光のキセキ」をご覧ください。