2011.12.28

2011年12月28日付 下野新聞 「竪穴集会所」に笑顔

20111228下野新聞_web.jpg【日光】震災ボランティア団体「チーム日光」(小坂憲正代表)が宮城県南三陸町の仮設住宅敷地内に建設している「竪穴住居」型集会所の上棟式が26日行われ、被災者ら200人が建物の安泰を祈った。前日には被災者の女性たちが上棟式で配る餅2千個を準備。「こんな笑顔になれたのは震災後初めて」と喜ぶ高齢男性など、小さな団体の活動が被災者の励みになっている。

 

集会所建設は11月下旬に着工した。「心を込めながら建設する」ことが方針で、ほぼすべての工程を手作業で行っている。メンバーは建設地内にキャンプをしながら、降雪の日も休まずに作業を続けた。

 

直径8メートル、深さ1メートルの床穴掘りから始まり、柱穴に柱を立て込み、屋根を張っていった。26日までに主要な構造が出来上がった。

 

前日には、仮設住宅で暮らす高齢女性ら約20人が協力を買って出て、紅白の餅やお汁粉などを準備した。阿部つゑ子さん(73)は「ありがたくてありがたくて。こういう場を一番望んでいました。先は見えませんが、集会所で将来のことを話したい」と声を弾ませた。

 

上棟式は、南三陸町の風習にのっとって実施。小坂代表や被災者代表らが屋根に上がり、餅やお菓子を威勢良くまいた。子どもたちは両手いっぱいに”縁起物”を抱えて、笑顔をみせた。


2011年1228日付 下野新聞より転載


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▲赤いチェックのフリースを着ているのが小川耕太郎



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上棟式ではもちまきがありました。皆さん楽しみにしていたようで、早くから集まってくれました。



◆災害復興支援

 小川耕太郎∞百合子社ではその地の人と暮らしを支えてきた山や自然に目を向け、支援活動を行っています。2011年-2014年にかけボランティア団体「チーム日光」に支援させていただきました。以下チーム日光の活動がメディア掲載されましたのでご報告させていただきます。


◆詳細 東日本大震災復興支援の活動報告ブログ「チーム日光のキセキ」をご覧ください。


 

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