2011.11.26

2011年11月26日付 下野新聞

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【日光】東日本大震災の被災者支援を続ける震災ボランティア団体「チーム日光」(小坂憲正代表)は24日、宮城県南三陸町の仮設住宅敷地内で「竪穴住居」型集会所の建設をスタートさせた。メンバー15人と被災者が協力して、床穴掘り作業に汗を流した。12月には上棟式を行い、ことし中に外装を完成させる予定だ。

 

メンバーは同日早朝、車数台に分乗して日光を出発。約6時間をかけて、250戸以上の仮設住宅がある南三陸町歌津地区の多目的施設「平成の森」に到着した。

 

建設地は、敷地内のキャンプ場として利用されていた町有地の一部で、建物の敷地面積は約50平方メートル。工事の無事を祈る儀式を執り行った後、円形状の床穴掘りに着手した。仮設住宅で暮らす被災者数人も参加し、お互いの絆を確かめ合いながら、スコップで地面を掘り下げていった。

 

 機は使わず、「心を込めながら建設しよう」と、ほぼすべての工程を手作業で行う方針。26日まで掘り下げを行い、最終的には約1メートルの深さにする。

 

メンバーはいったん日光に戻るが、12月上旬には再度、骨組み造りや屋根ふきなどに着手する。簡単な工法を採用し、被災者にも積極的に関わってもらう。

 

作業に参加した南三陸町の自主防災組織の千葉正海会長(55)は「復興計画の話し合いや交流の場として活用する予定です。震災を後世に語り継ぐためのシンボルとして、仮設住宅が撤去された後も保存していきたい」と喜んでいる。

 

—–20111126日付 下野新聞より転載—– 


◆災害復興支援

 小川耕太郎∞百合子社ではその地の人と暮らしを支えてきた山や自然に目を向け、支援活動を行っています。2011年-2014年にかけボランティア団体「チーム日光」に支援させていただきました。以下チーム日光の活動がメディア掲載されましたのでご報告させていただきます。


◆詳細 東日本大震災復興支援の活動報告ブログ「チーム日光のキセキ」をご覧ください。







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