2015.03.15

2015年3月15日付 紀勢新聞 豊かな尾鷲湾願い植樹–養殖組合とJパワー 行野浦の市有林—

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2015年3月15日付 紀勢新聞 豊かな尾鷲湾願い植樹–養殖組合とJパワー 行野浦の市有林—


——————–以下転載—————

尾鷲漁協の尾鷲養殖組合(中村浩久会長)とJパワーグループ(児玉弘史電源開発尾鷲事務所所長)は14日、尾鷲市行野浦中山の八鬼山市有林で、「豊かな尾鷲湾に」と願いを込めてケヤキなど広葉樹の苗木120本を植樹した。


「海と山をむすぶ漁民の森づくり」事業。2001年(平成13)年に漁業関係者の呼びかけで始まり、今年で13回目。コナラやミズナラ、ヤマザクラなどを八鬼山一帯の市有林に植えてきた。


この日は主催者の養殖業者や尾鷲漁協、電源開発のほか、岩田昭人市長や市職員、苗木代を寄付した尾鷲ロータリークラブ、小川耕太郎∞百合子社など約40人が参加し、植樹場所は今年もヒノキ伐採跡約2haの一部。


以前に植えた苗木がシカの食害でほとんど枯れてしまったため、2年前から防護ネットとしかの食害でほとんど枯れてしまったため、2年前から防護ネットとしかの忌避剤を設置したところ、順調な生育が確認されたため今年も厳重にネットで囲った400?を準備した。



参加者は慣れた手つきでトンガを使い、高さ約60cmのコナラ30本、ヤマザクラ40本、ケヤキ30本、サイカチ20本の苗木を斜面に等間隔で植えた。植樹は今回で5720本に達した。



中村会長(50)は「植樹を始めて12年になるが、山がもっと潤って海が豊かになるように願いを込めて植えた。継続しないと意味がないことなので若手を育成して続けたい」と話し、児玉所長は「以前の植樹地がいっぱいになったとき開催が危ぶまれてこともあったが、長い時間を掛けて継続してやるから意味がある事業。きれいな海を守る手助けになれば」と話していた。


苗木は市内賀田町の小川耕太郎∞百合子社が30万円、尾鷲ロータリークラブ10万円、電源開発17万円の寄付金で購入。前日に市内の西川建設から苗20本の寄贈もあった。

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