2013.03.08

2013年3月8日付 中日新聞くろしお版「尾鷲の自然素材の魅力—名古屋の愛大生・毛受さん就業体験—

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中日新聞くろしお版(2013年3月8日付)「尾鷲の自然素材の魅力—名古屋の愛大生・毛受さん就業体験


小川耕太郎∞百合子社では、尾鷲商工会議所が実施している長期実践型インターシップ制度を導入し、2013年2月から3月20日まで大学一年生をインターン生として迎え、に取り組みました。


—-以下転載—-

愛知大学経営学部一年生の毛受惇さん(19)=名古屋市北区が、尾鷲市賀田町の自然製品販売会社「小川耕太郎∞百合子社」で、インターシップ(就業体験)に励んでいる。慣れない木工作業をしながら「大学では経験できないことばかり。すべてが新鮮で勉強になる」と奮闘している。


就業体験は地域外のワカモノを地場産業に呼び込もうと、尾鷲商工会議所が主催。都市部の大学生の発想を生かし、会社の経営課題の解決や新規事業の企画などに携わってもらう。


毛受さんは林業など一次産業に関心があり、昨秋、名古屋市で開催されたインターフェアに参加。同社が木材の加工製品や蜜ロウワックスなど自然素材を生かした商品を販売していることに興味をもち、就業体験を希望した。


期間は大学の春休みにあたる2から3月の二ヶ月間で、毛受さんは同社の売上の半分を占めるウッドデッキ商品「木もちeデッキ」の販売促進を担当している。


尾鷲市三木里町の社員の庭で、デッキの展示場作りに励む。実際に組み立てることで、課題や改良できる点などを見つけ、商品の販売営業や情報発信に役立てるのが目的だ。



デッキは幅3,6m、奥行2m。社員のアドバイスで製図を書き、製材会社への木材の発注から加工、組み立ても体験している。



小川百合子社長(45)は「社員の平均年齢は50代に近い。新しい考えを聞き、若い人材を受け入れる体制をつくりたかった。今まで気づかなかった商品の魅力などを挙げてくれるので、いい刺激になっている」と評価する。


毛受さんは「技術的なノウハウはもちろん、マナー、日報の書き方など、社会人としての常識も学べている。将来、一次産業に関わる仕事に就ければ」と張り切っている。


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