2016.03.30

カリンで座卓をつくる  小川耕太郎WOODSELECT

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▲カリン 1,500mm×900mmの板を継ぎ合わせてつくった材
このくらいの大きさのテーブルなら10枚くらいならつくれる在庫があります。




先日、尾鷲ヒノキ内装材加工協同組合で展示会があった。いつものように「蜜ロウワックス」、「一枚板」などを並べて展示販売しているところに散歩がてらに立ち寄ったご夫婦が、トチの一枚板に「ご予約済」の紙を貼ってあるのを見ながら「木のテーブルは良いね」と話し始めた。


トチの一枚板は前日、弊社倉庫で販売したものだったが、展示会に展示させてもらっていたのだ。


「でも、8畳の和室にはこんな大きなテーブルは置けないし、私たちでは動かせない。」
という話をされていたので、「このカリンをはぎ合わせてお好みの大きさの座卓ができますよ。」と話しかけたところ「いくらでできるの?」とおっしゃる。


いつも加工をしてもらっている大工さんにすぐに電話を掛けた。「カリンの座卓を作りたがっている人がいるからすぐにきて。」「今、嫁さんと昼ご飯を食べにレストランに入ったところだ。」「嫁さんなんか放って置いてすぐ来い。」(嘘です。ほんとはもっと優しい言い方をしました。)


とりあえず、すぐに来てくれて一緒にカリンの板を並べ、「両端に赤の強いこの木を持ってきて、真中は茶色が強い木にすると感じよくなると思いますよ。」と提案し、「これにケヤキで脚をつけて、蜜ロウワックス仕上げにして、ご自宅まで届けるといくらかかりますか?」と大工さんに尋ねると「4万円。」という返事が返ってきた。


私は心の中で「えー!そんな金額で作れるの?」と思ったが、作れるのだろう。「材木代は4万5千円で、合計8万5千円と消費税です。」


即決でした。




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テーブル板にして10枚分くらいあります。食卓テーブルだと加工賃がもう少しかかると思います。
(尾鷲市内以外は送料もかかります)

カリンでつくった座卓です。カリンはバーカウンターにも使われます。この独自の赤色と重厚感が好きな方にお勧めです。和室にもあいます。


一枚板を取る過程や材を取る過程で、必ず「端材」がでます。小川耕太郎∞百合子社ではこの端材を500円から3000円くらいで販売しています。まずは栃の端材でつくった御膳↓↓↓
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▲この端材、知る人ぞ知る「大川商店」からでたケヤキの端材!皆さんに少しでも良い材をお求めやすい価格でご提供できるように、パレットで買いました。どっさり購入したケヤキの端材も残りわずか。奥さんには怒られましたが、とてもお買い得な仕入れでした。






「小川耕太郎WOODSELECT–掘り出しもの」の送料はその都度おみつもりさせていただきます。お探ししている材がありましたら、サイズや用途などを教えて下さればお探しします。但し、大変猛威仕分けございませんが、木材道楽の私(小川耕太郎)しか、探せないので 私(小川耕太郎)までお願いします。
電話:0596-27-3361(電話の方がご要望のイメージが浮かびやすいため、お電話でのお問い合わせをお願いします)
WOODSELECT(ウッドセレクト)担当:小川耕太郎
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