2022.03.25

新しい学び④ ~世代を超えて~  元・職場は築125年!

林業家の豪邸をリノベーション した、
熊野の観光案内所

外壁は土壁

以前お仕事をしていた場所は、林業家の豪邸をリノベーションしたものでした。
ふんだんに木材が使われており、天井は赤杉の柾目板、欄間はケヤキ、廊下はサクラ、そして床柱は栂の四方柾目という好事家にはたまらない贅沢さ。

良いものを永くつかう教えの元、、、

良いものを長く使う上ではメンテナンスが肝心だと教えてくれた奥川吉三郎邸は、小川社の蜜蝋ワックスでお手入れをしていました。

私が働いていた頃に、小川社の塗りなおしメンテセットで、「古民家の汚れをとる」といったワークショップを開催したこともあります。

持続可能な商品づくりのトーク
ビフォー
ミストデワックスで汚れ落としをします。
シミは残っていますが、ワークショップの時間の関係上ここまででストップ。
ずいぶん綺麗になりました。


一世紀以上前の縁側もお手入れすることでいぶし銀の魅力。世代を超えた美しさです。


オンライン相談という形式で
木の家のメンテを学ぶ

縁あって、以前勤めていた会社で、小川社の商品をつかい古民家のお手入れをしていましたが、今回の研修の中では、コロナ禍により家のメンテをされる方が急増し、オンラインによるサポートをはじめたというお話を聞きました。



今回の研修では、オンラインサポートの勉強もしました。

森林国 日本で、もっと木を使っていただくためにも、
若い世代の方にも「木の家のお手入れ」に馴染みができるように
今のカタチで伝えていけるよう、学びを続けたいと思います。(文:吉田)

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