2015.10.23

経年変化という奥行—和栗のウッドデッキ—

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写真は、今 小川社が新商品として育てている木もちeーデッキ[和栗](ウッドデッキ用材)です。最初は白かった和栗のウッドデッキですが、一年ぐらい風雨に晒されと渋みがでます。枯れた味わいがなんとも今っぽいように思います。



ナチュラルテイスト等・・・ファッション用語感覚で「ナチュラル」という言葉だけが、ふぁふぁ飛び交っていますが、本来、ナチュラルとは、このような枯れた姿に奥行がでるからこそ、自然の良さがでてくると思っています。例えば、皮素材もピッカピッカより使い倒した方が味わいが深まります。木の経年変化も同じようなものだと思います。


和栗材は、枕木につかわれる材で、日本のハードウッドともいわれています。木もちeーデッキの新しいバージョンをつくるなら「和栗材」でいこう!と思い、和栗材をたくさん扱っている製材所さんと出会うことができ、商品化できました。




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▲施工したての和栗の色(写真:音楽ホール 天女座 内のウッドデッキ in三重県熊野市波田須)

絶景を眺めながらのウッドデッキライフは最高ですね。こちらのお宅は潮風が直接あたることから、栗材を選ばれました。




木もちeーデッキの標準品は、肌触りがやわらかい「紀州杉」を使っています。リビングの延長にウッドデッキをつくるのなら「裸足で歩き、木の感触を愉しむ」を体感していただきたいと思っています。
(そもそも、日本人は土足文化ではないですからね・・・)

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足ざわりや肌触りに一番敏感なのは子ども達です。木もちeーデッキでたむろする子ども達は、ゴロゴロしています。



仕事がら、ずっと写真を整理することが多いのですが・・・・スタッフが「木もちeーデッキはどうもこういった木と直接触れ合うような写真が多いですよね」っと、いった言葉が心にひっかかり、「足裏感覚」の裏付けとして資料を取り寄せメチャメチャ読み漁った時期があります。さっくり大雑把にいわせていただくと「手は脳を発達させ、足裏は生きるための防衛本能を発達させる」ように思いました。



足裏が発達すれば、自然にキレイな土踏まずができてきます。しかし、最近は土踏まずが発達しない幼児が増え問題になっているそうです。では、なぜ土踏まずが大切かというと土踏まずのアーチは、クッションのようなもので、様々な衝撃を和らげる役目があるからです。つまり、足裏の発達により「怪我をしにくい身体」へ成長し防衛本能が備わるのです。基本的に、動物は「自分の身を守るように肉体が発達」するのですが、あまりにも人工的な環境に身を置くと「防衛本能」が発達しないそうです。

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うーん(゜-゜)(゜-゜)・・・・。果たして本当なのかな???と思い、ある保育士さんにお話しを聞きにいきました。
「例え、室内でも積極的に裸足になって木の床やデッキで遊ばせると、確かに足裏が発達しますよー」と、、、なんと!!!ドイツでは「裸足公園(泥、土、砂、砂利、木、芝生など違った質感を歩く公園です)」があるそうです。どうやら足裏感覚は養うことは、大人にとっても大切なようですね。




話しが脱線しました(;^ω^)和栗は、cafeなど土足で歩くデッキなどのご要望をいただき商品化したものです。硬木なのでハイヒールを履いてもキズが目立ちにくいのが特徴です。しかし、硬さにも違いがあるようで、コンクリートの硬さと違い、木の硬さだったらなんとなーく安らぎますね。


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和栗の美しい経年変化に惚れ惚れし、数年経てば、この独自の渋をセンス良く空間コーディネートするインテリアコーディネーターさんや設計士さん、施主さんが現れるよーな気がします。


「耕太郎の一念岩をも通す」

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