【実験台の家 6年目の試み】国産栃のフローリングでリノベーション

washitsu01.jpg6年前に築80年の家をリノベーションをした【実験台の家】自分達の自宅でありますが、小川社の商品を実際に使う展示場でもあります。



先日、約2年半ぶりに製作する小川社の総合カタログ「山SUN通信17号」の打合せがありました・商品ラインアップとカタログの台割が決まりつつある中・・・小川耕太郎の一言でいつものように・・・どんでん返し(;´Д`)



「たった1頁で栗材のウッドデッキや希少価値の高い 国産栃のフローリングがうれるか

「えー・・・でも栃のフローリングは希少だから、すごーく高いじゃないですか(^_^;)

「他と同じものやってもしょうがない。ほぼ手に入らない国産栃のフローリングだからこそ、探す人もいる


確かにそのとおり。小川社の蜜ロウワックスをはじめ、ウッドロングエコ長勝鋸岩野市兵衛氏の漉く越前生漉奉書など小川社の商品は、100人中一人振り向くか振り向かない商品ばかりのラインアップで商いをさせていただいています。


「ついこの前まで一枚板テーブルの一番人気はケヤキの板だったけど、今は栃の一枚板が一番人気なんだ。俺は探して探してやっと見つけたのが「国産栃のフローリング」なんだ。ネットで探しても市場にいっても無い希少なモノなんだぞ



確かにシルクのような光沢と縮杢の木目は見る人を魅了します。しかし、山SUN通信は文字の大きさを大きくし、読みやすくする方向を決定しています。そして頁のスペースに限界があります。

「だったら、ページ数を増やせばいいじゃないか」
「でも、予算がアップしますよ。それに商品を売る以上は、現場工事での様子を確認しないと、説明できませんよ」
「じゃ、我が家の畳をひっくり返して、栃のフローリングと国産栗の根太(ネダ)をつかってリノベーションするか」
ヒェ・・・・・・・・

「だったら、和洋折衷の空間として国産栃のフローリングを提案したらどうかしら??」


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考えたときには、行動をしている!が小川社のモットーです。事態はパッパッパと決まり、急遽、明日から和室の工事がはじめります。丸京建設の親方もすぐに駆けつけてくれました。





夕方、明日から工事をはじめると娘に伝えたころ・・・・

「えー、畳の部屋が大好きなのに」
「お母さんも。でもね、この家は自宅でもあるけど、仕事場なんだよね。かといって小川社はモデルハウスをもてるほどではないしね」
「・・・・・」
「それに、ここで生活をしているからこそ、すごーく遠いところから、この家を見学にこられるお客様もいるんだよ。一般の、モデルハウスはモノが少ないし、清掃業者も入るでしょ。日常生活でそんなのありえないからね・・・」



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▲しつこいですが、畳好きな私にはかなり名残惜しい(涙)


仕事として考えれば・・・ここ数年、記録的な大雨が続いているせいか? 土台の材から選択する人が増えると予測しています。小川社では、枕木などに使われる国産栗の根太材も扱っています。今回はフローリングの下に隠れてしまう根太材も記録する予定です。明日から工事がはじまるので、2週間ほど工事記録の写真撮り&メモ魔をしながら山SUN通信とH.Pの絵コンテ製作がはじまります。

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▲先月、木製ブラインド”こかげ”が雑誌「モダンな和の家3」に大きく掲載されたこともあり、反響をいただいています。特に40から60代、また二世帯の層に人気の「和モダン」の空間を材料屋としてもご提案していきたいと思います。


障子、床の間、国産栃のフローリング どんな空間になるのだろうか???樹種の選び方によって空間がまったく変わるので、仕事としては楽しみです。(文:小川百合子)