2015.05.15
藤の花
「藤の花」
暖地の尾鷲では、春から夏への季節の移り変わりが早い。
いま山中で、淡い紫色を見せているのは桐の花だが、
2〜3週間前は藤の花が盛りだった。
他木の樹冠から、
あでやかで上品な風情を
のぞかせる藤の花だが、
樹の下にもぐってみると、
藤の蔓が幹に巻きつき
ギュンギュンに締め付けているのがわかる。
杉、檜の植林山では、こうした「つる性植物」に絡まれると
商品にならないので、
見つけしだいナタなどで叩き切っている。 藤はわりと水辺を好み、
川筋の砂地などにもよく自生する。
藤が開花すると、
ウナギも川を上りはじめるという。
単なる気温と水温の理由か、
それとももっと深い因果があるのだろうか。
(熊野古道語り部 竹村)
商品にならないので、
見つけしだいナタなどで叩き切っている。 藤はわりと水辺を好み、
川筋の砂地などにもよく自生する。
藤が開花すると、
ウナギも川を上りはじめるという。
単なる気温と水温の理由か、
それとももっと深い因果があるのだろうか。
(熊野古道語り部 竹村)