2014.10.16

全国伝統職人サミット 長勝鋸 大盛況!!!

10月12日に明治神宮で行われた「全国伝統職人サミット」に行ってきました。
長勝鋸」の長津勝一さんが、お弟子さんらを連れて出店していたからです。


お昼前に伺うと、長勝さんのところには凄い人だかり。
「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ」で大絶賛されたおかげでしょうか。
私も急遽、お問い合わせに答えたり、試し切りのお手伝いをしていました。

長勝剪定鋸で切った枝




そこに、弊社「未晒し蜜ロウワックス」のラベルデザインをはじめ、
弊社カタログ類すべてのデザインをしてくれている「ストリートスタジオ」の荒木さんが到着。
一緒に様子を見ていると、更に、神奈川県で建築、家具製作をしている「樹の住まい舎」の佐藤さんも
鋸を確認するために現れました。


佐藤さんには数年前から鋸の紹介をしていましたが、今回が初めての試し切り。

尺一の鋸で三寸角のヒノキを薄く挽いているところ




「ありえない。」「なにこれ。」「信じられない。」といった後、ただ笑っている。
この後も、剪定鋸2種類、突きまわし鋸九寸両刃鋸を試し切りしては、笑うしかないという感じでした。


「佐藤さん、もう何年も前から紹介してたんだよ。その時すぐに試していたら、何年も前からこの鋸を使えたんだよ。」と言うと、
「こんなに凄いとは思わなかった。ごめん、帰ったらすぐにメールで注文するよ。」とのこと。


その後、千葉県の「かしの木建設」の若い職人さん二人、
外国人の職人さん風の方々10数名など、次々と試し切りしては驚いていました。


さすがは所さん。弊社の紹介とは反響が違います。


長勝さんにお昼をごちそうになって、長勝さんを私に紹介してくれた三島の大工、山口君とも久々の再会。
2時ころに帰ろうとしたところ、石川県の太鼓屋さんのブースに目が留まりました。




こちらに来る前に、「もしかすると太鼓を仕入れてくるかもしれない。」と社員に言っていたのです。
のぞいてみると、5,000円で小さな太鼓を製作できるとのこと。
すぐに申し込んで、30分ほどで作ってきました。




今朝の打ち合わせでこの写真を見せ、「この太鼓製作キットを100セット仕入れてきた。」と言ったのですが、
その時、私の小鼻が膨らんでしまい、すぐにウソとばれてしまいました。
最近、ウソをつこうとするとなぜか、小鼻が膨らんでしまうんです。残念。


おっと、この写真のシャツとジーンズは、京都「雅織工房」さんの天然藍染ですよ。
良い色でしょ。小川社だけが扱う「人間国宝 九代目岩野市兵衛が漉く草木灰越前生漉奉書(藍)」を染めてもらっている工房のもの


長勝鋸を紹介するついでに「藍染」も見てもらおうと工作する私の「ふてぶてしさ」が何とも言えません。(耕太郎)

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