中村養蜂所 中村誠一さん–[第一話]養蜂業を始めるためには?–

そもそも養蜂を始めることができる土地の条件とは!?ということを疑問に重い伺いました。

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そもそも養蜂とは?
蜜蜂が蜜を集め、その集まった物を回収して蜜蜂を作るというイメージが僕の中にはありました。さらに蜜蜂が集めて人間が何もせずに放置をしていても自然の中で生きているので何もしなくても問題がないだろうと勝手に想像をしておりました。そして蜜蜂を怖がることなく愛することをしさえすれば何も問題ないと、そこだけが一番の難しいことだと思いました。
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話を聞くと、養蜂業は牛や豚の畜産業と似ているかもしれません。ある意味ではそれ以上に難しい業種であると感じました。蜜蜂の餌となる蜜という物は花が咲いていればとってくるというような物ではありません。
蜂は蜜を吹いている花からのみ蜂蜜をとります。なのでどんなに満開で実りが多くても、花から蜜が吹いていなければ蜂蜜が豊富に取れるとは限りません。受粉できるような花が多くないと難しいです。では、目で見て解りづらい蜜を吹いている花から安定して蜜を得るのをわかるためには?どうしたらいいのかお聞きしました。
方法は簡単ですと中村さんはおっしゃいます。5年間養蜂業を始めたい場所でじーっと放置をします。そこに安定してミツバチが蜜を持ってくるのか?持ってこないのか?を見るのが一番早いと言います。
しかし蜜を持っくるだけでは、蜂蜜をつくることができません。それではただ、ミツバチの巣が丸く大きくなるだけで蜂蜜の採取するのにあたってものすごく効率が悪くなってしまいます。
そこでよくお見かけする蜂の巣箱です。蜂が生息しやすいようによく考えられている巣箱です。
と・・・いうのは、蜂の巣箱の中に湿気がこもってしまうと蜂はすべてダメになってしまいます。なのでどんなに時代が進んだとしてもプラスチックや石油製品では巣箱を作ることができません。そこで木を使います。中村さんいわく、そこに生えている木材が蜂にとってストレスが少ないと言います。箱は、杉の赤み材だけを使用して巣箱を作っているそうです。熊野杉という良い、杉材がありますので最高に良いです。けれども、材があったとしても蜂の巣箱を作る職人が必要です。
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巣箱作りには、職人が必要になります。熊野では、昔から木材を使って様々な物を作る職人さんが多くいました。何を作っているのかというと、熊野の那智の方では昔からマグロが多くあがっておりました。なので杉谷檜の赤み材を使用してトロ箱を作る職人さんが多くいたと言います。なので熊野という土地は養蜂にとって好機の場所であると中村さんは言います。
地域の材を津あっても物を作り地域の人に還元する熊野の中村養蜂家さんは、無理な利益追従をすることなく自然の流れや時間に沿って蜂蜜を作り熊野の一部の自然の循環を作っているのかもしれません。
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次の記事には、ミツバチの働きと地域への循環について話を書いていきたいと思います。(文:原 吉輝)
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左より 中村さん長女 中村誠一さん  奥様の中村秀美さん
中村養蜂所様とは小川社設立当初からパートナーシップを組んでいただき、蜜ロウワックスをはじめ地域資源を利用した商品を産みだす大切なパートナです。