====目標====
昔からの根本の技術は守りつつ、今の時代に合った使い方、消費者を考えた、それでもって消費者にも使う上での奉書の価値をじっくり堪能してもらえる使い方をススめる。
・ 伝統を大切にする心・こだわりぬく職人の心から現代の若者が得られるもの・メッセージは何かということへの答えを見いだす。
・ 越前和紙を中心に小川社の英語HPをつくる
====Todo *お盆終わりまでにする事*====
・小川社の理念について、思った事を日々書き留めて行く事で明らかにし、どう越前和紙につながったのか、なぜ越前和紙なのか、最終的に言葉で形にできるようにする。
・ 常に小川社の理念と照らし合わせ、岩野さんが和紙で大事にしているところをまとめる。質問内容などをまとめる。
・ ピカソや桂離宮など、岩野ブランドの越前和紙が使われているところを裏とり調査し、なぜそれが重要なのか言葉にする。
・ 出張中に、写真・ビデオ・インタビューなどの管理をしっかりし、帰ってきたときにまとめられるようにする。
====京都へ====
5時に代表(小川耕太郎)と待ち合わせて京都へ。
代表に話をして岩野さんへの質問も見せたが、「変な質問がある」とのこと。
ということで自分でも見直してみて削ったりしている。
ゆっくり時間を取って流れを作った
インタビューができるとおもっていたが、
ちりとり中でいそがしい可能性が高いため作業しながらのところ
答えてくれるという形になるかもしれない。
こうなれば大半けずって要点だけ聞く形になりそうだ。(家族に質問できるか不安…)
私の思う要点は、
[1]楮だけで他の混ぜ
物をしない生漉きで、なぜ他の木、みつまたなど、を混ぜない事が重要なのか。混ぜると、どんな風に質感や色合いが変わるのか。
楮は、産地によっても違うのか、どう違うのか。
[2]昔は草木灰で煮熟していたと聞いたが、どのような植物の灰が使われていたか?植物の種類によって、灰の質も変わってくるのか?今もし草木灰をつかうとしたら、どのような植物の灰をつかうのか?
[3]代々続いている技法を守る、その上で変わってきたことはあるか?ここが前よりよくなったとか、ここが難しくなってきたとか。
[4]原料を調達してくれている農家の方々等とは、どうつながっているか?御用達の農家がいるのか? 楮の質や、草木灰の質はどう見極めているのか? 那須楮の特徴とは?
[5]人間国宝に指定される前とされた後で、訪ねてくる人・買いに来る人に変化はあったか?
[6]どのような人が奉書を買いにくるのか?
[7]元々公文書に使われていたが、今では使い方が変わってきている。
奉書は、こういう風に使ってほしい等、こだわりはあるか?
[8]福井に拠点を構えておられるが、他のところにうつって紙漉をしようと思った事は?福井の自然は越前の紙漉にとってどんなものか? どこから水を汲んできているのか? 他の水では駄目なのか? どうしてそこの水がいいのか?
というところになる。これは少なくとも聞いておきたい。
あと、岩野さんは「ここの水がいいんだ」と言っているが、実際にどこからくんできているのか、その水の汲まれる周りの環境をできたら見てみたい。私が岩野さんの和紙をアピールして行く上で一番気になるのは、もちろん完全に混ぜ物をしない上での質のこだわりもそうだし、小川社の理念というところでつなげるということで草木灰を使う事がどう自然に還元されるかもそうだが、和紙をどういう風につかってほしいかということ。
というのも、和紙を守って行くといっても、美術館におさめるという事は現在では使うには貴重すぎる(=使われないという前提)から保管されるというものだと思っているし、現代に順応しつつ技術を守って行きたいならやはり奉書がどういったアート的要素をもっているか、どういう使い方ができるか、質感・機能性の面でしっかり伝えた上で価値を分かってくれた人に使ってほしい。と、個人的には思っているのだが、実際岩野さんはどうなんだろう。作り手の想いが届く使い方を推し進めて、職人の想いと使い手の想いをつなぐようにしたい。
もしそうならば、インターネット上でどう宣伝するのだろうか?(海外版web)
日本の文化推進サイトがFB上にわんさかあるので
そこでPRしてもらうというのも不可能ではないかもしれない。
これから、英文のページの案も作って行かなければ。
—2014年8月4日インターン生 EDJONA ISMAILI日報より—