2014.05.09
古い民家を自分たちでリメイクして住むというライフスタイルを選択する方が増えている
3月にスタッフFの家の床のサンダーがけをしてから蜜ロウワックスを塗るという作業の動画撮りました。
なぜ?こんな動画を撮ったかというと、最近 地方自治体では空き家プロジェクトといって古い民家を自分たちでリメイクして住むというライフスタイルを選択する方が増えているからです。
戦後、科学技術が発達し、化学塗料による利便性は私たちの生活を変えました。キズがつきにくいマンションなどの床は、お掃除も楽ですよね?。しかし・・・なぜか?最近は若い世代を中心に「キズがつかない、均一的、いつまでもピッカピッカ」という価値に疑問をもつ人が増えつつあります。あくまでも予測ですが、あまりにも新品の状態が維持されると本能的に疲れるのかな~と思っています。
このたび10年ぶりに蜜ロウワックスのH.Pをリニューアルします。リニューアルにあたり「そもそも、床のキズや汚れってダメージなの?」という問いからはじまるH.Pを構築しよう!という流れになりました。
無垢材は工業製品ではないので均一的ではありません。それをカバーするように硬化された塗装によって新品の状態を持続するより、それぞれの木のもつ質感(柔らかさ、硬さ)をプラスにとらえ、木材はほどほどに手入れをしながら、経年により美しくなるという価値をお伝えできればと思います。
余談ですが・・・・・フローリングではなく我が家のわっぱのお話を・・・・・。
我が家の「尾鷲わっぱ」は使い始めて15年目。使ってはじめて理解できた調質性!炊き立てのご飯をこのわっぱにいれると、冷めてもべとつかず美味しい!これだけハードに使い込んでいるのに調質機能は劣らず。改めて木の凄さを実感します。使い込んだこの風合いも気に入っています。そろそろ職人さんに塗り直ししてもらうう予定です。
床も同じですよね無垢材+自然塗料は、目に見えなくても、ちゃんと家の湿度を調質し心地よい空間にしてくれてます。見た目の美しさも大切ですが、木本来の機能美を生かすしたナチュラルな美しさを楽しんでみませんか?っというのがテーマです。