2021.06.01

DIYで地震対策~壁面収納で避難路を確保~

\条件は3つ/

引っ越しを前提とした家具の条件

フリーランスや転勤族の人は、引っ越しが多いため、移動を前提にした家具を選びます。条件は3つ

  1. ①自分で解体や分解ができる
  2. ②引っ越し便に収まる
  3. ③自分でリサイズできる

1と2の理由

引っ越しする際に家具が分解できれば運ぶのも楽だからです。一軒家ならまだしも、マンションの場合は、階段やエレベーターなどかなりの制限があります。

3の理由

引っ越し先の間取りによりDIY鋸でリサイズできれば、その空間にあわせてつくりなおせます。

DIY壁面収納家具により、

地震の揺れがどのくらい

抑えられるのか想定をしてみた。

避難路は3つ。避難路までの問題点

ビフォー
  • ①廊下への間口 →食器棚が後ろへ倒れた時に食器もわれ、通路がガラス破片だらけになる
  • ②廊下への間口より寝室へ(掃き出し窓あり) →大家さんの食器棚が倒れる可能性が大きい
  • ③勝手口 →勝手口に食品収納棚があり、倒れる可能性が大きい

借家の場合、DIYで気を付けること

  • ①壁に釘打ちはNG
  • ②家主の荷物はいじれない
  • ③床材などを傷めない

まずは、採寸から。

効率的な収納レイアウトを考えてみた。

縦揺れ、横揺れを想定すると、、、

  • 大家さんの食器棚が後ろへ倒れないようにする
    → 冷蔵庫と大家さんの食器棚を固定できるサイズの壁面収納棚をつくる/ 天井までの固定を考える
  • 勝手口の食品庫は撤去→ 勝手口においてある食品庫と冷蔵庫の上においてある調味料を壁面収納へ

そこで考えたのは、壁面収納棚の高さと幅でした。この高さだったら、100均やホームセンターで販売されている発砲クッションやゴムクッションがハマりますので、壁面に釘を打たなくても、揺れを緩和できます。


壁面収納のDIYは、初心者の上くらいならできます。(※補佐に一人必要)

食品庫や食器を収納するなら、

安全安心な蜜ロウワックスで。

今回は食品庫スペースも兼ねるため、棚板に蜜ロウワックスを塗っています。

蜜ロウワックスは食品ではありませんが、木のスプーンなどにも塗られているので、建材の安全性試験だけでなく食品分析センターでも検査しております。(検査結果はコチラ)

DIYで地震対策!壁面収納で

避難路をつくる 。

アフター

揺れを緩和した箇所

①壁面収納棚の上部には発砲ブロックで抑えられているので揺れを緩和

②大家さんの食器棚は壁面収納により倒れずくなった

③勝手口の食品庫撤去+冷蔵庫の上にあった調味料置き場も撤去

今後は家主のYさんが、各棚に簡易的な柵をつけると、棚に収納したものも落ちずらが解決できますね。この壁面収納により家電、食品庫、食器、鍋なども一ヵ所に収納でき、スッキリしました。また勝手口も通りやすくなり安全性が高まったかと思います。

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