2020.07.15

デッキ de 会議

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注目が高まる「野外テレワーク」

「働き方改革」が叫ばれ、リモートワークや多拠点で仕事をするスタイルなどが注目を集めていますが、ここ数年で野外や自然の中でテレワークを行う企業も増えてきました。テレワークで希薄になりがちな社員同士のコミュニケーションが、アウトドアがもたらすワクワク感によってポジティブに再構築されたり、会議室では出てこないようなアイディアが生まれるなど、多くのメリットが見込めるといいます。

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▲スノーピーク(原宿・地下一階の店舗)様では小川社の商品が使われています。

そんな中、アウトドアブランドの「スノーピーク」さんは、キャンプ場で会議をする「CAMPING
OFFICE
」というサービスを開始し、都会の中でもアウトドアでミーティングを行える環境が人気を集めています。なんと開始から3年足らずで400社以上が利用したという勢いだとか。


CAMPING
OFFICE

アウトドアのスペシャリスト「スノーピーク」で体験!自然の中でテレワークする驚きの効果



さらに、今年の新型コロナウィルス感染症に係る外出自粛でリモートワークが求められるようになったり、いわゆる「三密」を避けるための方策として、自宅やオフィスにウッドデッキを作る人が急増。プラスチックや金属と比較すると、木材の表面ではウィルスの生存期間が短いため、ウッドデッキが感染抑止にも一役買ってくれる可能性があることもひとつのポイントになっているようです。


新型コロナウィルス、モノの表面にはどのくらい残り続ける?(2020年4月17日 NEWS WEEK日本版より)

「ウィズ
コロナ」の時代。新型コロナウィルスとの共存を考えると、建材を選ぶ視点にも一つ今までとは違う要素が加わったり、「会議室で会議をする」という価値観も解きほぐされ、仕事や会議の場も大きく外に広がっていくのかもしれません。


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目の前は海。
地方の発信力で、

離乳食の
おさかな食材を
提供する
IT事業所の取り組み

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ディーグリーンさんのオフィスの近くにある紀伊長島漁港

仕事場を一歩出れば、目の前は海。のんびりとした風景に包まれて、おいしい魚、ここで暮らす人たちとのたくさんの出会いに感謝しながら育ったdディーグリーンさんは、自然も人とのつながりも、近くて濃い。地方だからこその発信力で、楽しい仕事を産みだす!そんな会社です。
WEBデザインをはじめ、地元食材を使った商品開発や、都心やアジア圏の異業種企業とも連携した販路開拓など、一言では言い尽くせないほど幅広い事業を展開するディーグリーンさん。若いスタッフが多く、和気あいあいとした雰囲気の良い会社です。(そうそう、TOEICで満点を取った(@_@)抜群の英語力を持つスタッフが翻訳事業も行っています。)

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平成26年より、地元で獲れた旬のお魚を使った離乳食材の配送サービス「mogcook・モグック)」をスタート。立ち上げから6年が経過する中で少しずつ商品も増え、赤ちゃんの月齢に合わせたセットや、レトルトの鯛のおかゆ、地元食材のセレクト商品も人気です。毎日更新される離乳食レシピの切り口はとても面白く、意外な食材の組み合わせや、つくりやすさなどが支持されています。

最近では料理研究家の栗原友さん監修の離乳食教室などを各地で行うなど、食育活動にも力を入れており、多くのメディアにも取り上げられています。また、グッドデザイン賞、地域再生大賞
奨励賞、カラーミーショップ大賞
2019「地域賞」など様々な賞も受賞し、全国的にも注目を集める企業になりました。
大活躍のディーグリーンですが、お魚離乳食材のモグックを立ち上げた当初、小川耕太郎の自宅のデッキにてオープンミーティングを行い、小川社も中に入れていただいたことがありました。



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くつろぎから

生まれる

新たな発想

木もちeデッキで

野外会議


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紀北町の企業ディーグリーンさんによる「デッキ
de
会議」

きもちいぃ風、やわらかな日差し、青い空の下、木もちeデッキにプロジェクターを持ち込んで会議を始めるディーグリーン東城(ひがし・じょう)さんの言葉一つ一つには、起業家としての視点と、この地域で暮らす「地元」の視点が交わっています。


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代表取締役の東城(ひがし・じょう)さん

10歳の頃、学校へ行きたくなくなってね、親父が漁師をしていたので『勉強しないなら仕事を手伝え』と言われ、小さいころから船に乗っていました。」そう語るのは、紀北町・紀伊長島で生まれ育った、ディーグリーン代表取締役の東城(ひがし・じょう)さん。

「僕は漁師の息子だから、食べたらすぐに何の魚かわかるけどなぁ、意外にみんな何の魚か区別がつかない。都会で美味しいレストランへ行く人ですら分からなかったりする。この地域で暮らす人なら、季節によって同じ魚でも脂ののりが違うことなどが味覚でわかる。これってすごく豊かなことじゃないかなぁと思って・・・」

旬はもちろん、釣り方、締め方、釣ってからの時間、お造りにした時の厚み等によっても味が違うなど、城さんの言う「豊かさ」は、海がすぐそこにあって、魚種が豊富な地域ならでは。しかし全国的に、最近はあまりお魚を食べない人が増えているといいます。


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魚離れが加速していることを示す魚介類及び肉類の年齢階層別摂取量の変化

(資料;厚生労働省 国民栄養調査(2000年)、国民健康・栄養調査報告(2010年)のデータ)



一日に摂取する魚と肉の量についての年代別(10代-70代)の統計によると、どの年代も平成16年頃から魚離れ(魚を食べる人が現象していることを指す)が始まっていることが分かります。

原因として挙げられるのは(1)子どもが魚を好まないこと、(2)調理時間がかかること。であれば、下処理をした上で子どもの頃から魚に親しめるような商品を作ればいいのでは?そう考えて東さんがはじめたのが、「離乳食材宅配事業
モグック
」でした。




地元で獲れた旬のお魚を使った離乳食材の配送サービスを開始。立ち上げから6年が経過する中で少しずつ商品も増え、赤ちゃんの月齢に合わせた商品や、レトルトの鯛のおかゆ、地元食材のセレクト商品も人気です。毎日更新される離乳食レシピの切り口はとても面白く、意外な食材の組み合わせや、つくりやすさなどが支持されています。

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「例えば、日々更新するレシピが1000点を超えた時を想定すると、集客が増えた時、ITならではのビジネス展開ができるよなぁ。それによって新しいビジネスモデルができるよなぁ。その辺をブレイクしよーか。(東)」

社長の東さんの問いからはじまり、海外での食のマーケット事情の資料が、プロジェクターで映し出されました。スタッフが次々と意見を出し合い、アイディアソースとなるトークが交わされます。

ウッドデッキならではの開放的な会議が進み、そろそろお腹もすく頃・・・

離乳食レシピを見た小川社スタッフが「これだったら赤ちゃんだけじゃなくて私たちも楽しみたい!!」ということで・・・モグックの食材を使って勝手に料理をつくりました。(この自由さこそ!デッキ会議)↓↓↓↓↓↓↓↓

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小川社のスタッフが挑戦した「10分でつくるお魚料」写真右:マダイのカップキッシュ
写真左:季節の野菜とサバのイネスロサレス

「魚料理というと、塩焼き、煮つけ、刺身、から揚げくらいだったけど・・・モグックの商品は、魚を下処理&低温加熱してあるから、トッピング感覚で季節の魚が使えるのが嬉しい(小川百合子)」

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小川社のスタッフは元料理人。「地魚のパエリア」をつくりました。

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写真左:ディーグリーンのプログラマーさん。愛娘のために離乳食に挑戦!写真中央:「魚とお麩のピザ写真右:サバのリエット


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合間にモニターさんの子どもに遊んでもらっている(笑)社長の東さんとデザイナーさん

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今日一日

「デッキ
de
会議」

をした感想を・・・

はじめての「デッキ
de
会議」を終え、ディーグリーンの皆さんに感想を聞いてみました。

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「新しい発想が求められるビジネスであるため普段の会議は難航しがちでしたが、場所を移しただけで、今までになかったアイディアがどんどん提案されました(モグック
リーダー
:立花)」

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「青空の下でゆっくりと会話を楽しむと、今まで知らなかったエピソードも飛び出し、スタッフ一人一人との交流も深まりました(カスタマーサポート:五味)」



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「ちょっとした素材や色使いで「離乳食をつくるコト」「子育てを楽しむコト」をお洒落に魅せたいです。例えば、今のママ達は一眼レフで子どもの写真を撮ったり、記念写真もすごーく凝っています!だからこそ、離乳食レシピ写真も工夫して、テーブルコディネートにこだわり、忙しいママ達に「楽しい気分」なって頂ければと思います。(PRプランナー)」

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「普段は一日中室内で仕事しているので、環境を変えて仕事をするっていいなと思いました。モグックはやわらかいイメージを大切にデザインしているので、のびのび話し合うことでイメージが広がりました(モグックの同梱物やチラシ制作担当:橋倉)」

青い空の下での「木もちe会議」楽しんでいただいたようです。太陽の光や心地よい風、鳥のさえずり、そして木のぬくもりなど、自然の要素を取り込むことで新たな化学変化が生まれることは、ここでも実証されたと言えそうですね。




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オフィスに

木もちeデッキで

チームワークの再構築

20207月中旬現在、新型コロナウィルスの終息はまだ先が見えない状況。引き続きソーシャルディスタンスが求められたり、人とのコミュニケーションにを気を遣うなど緊張した状況が続きそうです。「デッキ
de
会議」はもちろん、ちょっとした息抜きやコミュニケーションの場でも、木もち
eーデッキで五感を使って自然の心地よい刺激を感じることで、人間関係やチームワークも穏やかになり、新たな発想も生まれそうです。

小川社では、安全で長持ちするウッドデッキライフを楽しむために、デッキを設置する環境によってどの方法が最善かを一緒に考えてから、お見積りをさせていただいています。例えば、ディーグリーンさんが会議をしていた小川社の代表の自宅につくったデッキの施工環境はこのような条件でした。



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 ●悩み

・高さが低く、四方角すべて通風がない

・浄化槽がある

・杉を使いたい

提案

・工法鋼製束使用の大引きBP工法https://mitsurouwax.com/woodselect/wooddeck/sekou.html#sekou_bp

・浄化槽の部分すのこ式大引きBP工法

https://mitsurouwax.com/book/sekou_point/HTML5/pc.html#/page/14



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他の事例も、、、



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悩み

・床下の高さが低い

・入りたくなる玄関にしたい 

・面積が狭い

・狭いスペースだが、表に椅子やベンチを置くスペースが欲しい

小川社からのご提案

・デッキの木材

・勾配アジャスターをつかうバルコニー工法https://mitsurouwax.com/woodselect/wooddeck/sekou.html#sekou_balcony

・外壁の木材木目が落ちつき、木がゆがみにくい、追い柾目の赤身を使用


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悩み

・床下の高さが低い

・ミーティングに使いたい 

・ステップ階段としても使いたい

小川社からのご提案

・デッキ板と大引きhttps://mitsurouwax.com/woodselect/kuri/

・工法鋼製束使用した大引きBP

・窓枠ヒノキ

このように永く気持ちよく使っていただくために、設置環境によって様々な対処法がございますので、どうぞお気軽にご相談ください。詳細はHPをごらんください。(文:小川百合子) / リライト:本澤結香)





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小川百合子(おがわ・ゆりこ)

小川耕太郎百合子社 取締役。1998年、山一證券が倒産した年に、夫婦で会社を起業。地域の生物資源と産業(技)と自然が循環できることをコンセプトとした持続可能な商品づくりをし第一弾が「未晒し蜜ロウワックス」。主な仕事は持続可能な商品の一般化のためのPRを担当(小さな会社なので基本何でも屋です)



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本澤結香(ほんざわ・ゆか)

尾鷲市九鬼町にある書店「トンガ坂文庫」店主。長野県松本市出身。大学進学を機に上京の後、2017年に尾鷲市に移住。2018年に古本と新刊本を扱うトンガ坂文庫をオープンさせた。








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