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小川社が考えるCSR

つくる

正月休みに、いつものように箱根駅伝を観ていた時のこと、サッポロビールのCMが流れてきた。
ミュージカル仕立てのそのCMは、多分サッポロビールの社員の方が各部門の作業着で踊りながら「無いものはつくるしかない。ほしいものはつくるしかない。」と歌っていた。心意気を感じる素敵なCMだった。

最近、「つくる」ということに関して社会全体の意欲が低下しているような気がしていた。「株で何億稼いだ」だとか、「転売でいくら儲かった」というニュースを多く見聞すると「そうじゃないだろう」という想いを強くした。
「つくる」「育てる」「生産する」事が基本であって、そこに喜びを見いだし誇りを持てる社会にしなければ、何とか曲線だとかを観て投資し差益で莫大な利益を上げたとしても、それが社会の役に立つことなんだろうか?社会全体が差益で生活できるはずが無いではないか。

ホームヘルパーさんの仕事などでも少し感じることがある。私の父は物忘れが酷くなり、介助なしでは歩くことが難しくなってきたため、週に何日かヘルパーさんに来ていただいている。それでどれだけ助かっているか。感謝のしきりであるが、そこで働く人たちが20代中心であることに不安を感じている。確かに若くないとお年寄りを支えたりすることは大変だ。尾鷲市全体が過疎化して仕事が無いということもある。しかし、本来「つくる」ところにいて欲しい人たちがこぞって介護に回って社会が成り立つとは到底思えない。
「これでいいのか?」
「本当にこれでいいのか?」
「エーイそれなら俺が仕事を、仕組みを、社会をつくってやる。」
単純とノー天気なら私は誰にも負けないのだ。(私を支えるスタッフはかなり大変そうだが・・・)
こんな時、出来ないとか無理とかいう言葉など浮かばない。小川耕太郎∞百合子社の基本は自然を活かす商品である。何か出来ないのか?何が出来るのか?出来ることからまずやってみよう。

そのときにはウッドロング・エコを使ったデッキ材を始めていた。最初はシルバー人材の方々に時々塗装作業をしてもらった。地域の材をもっと売ってやろうと想いがキッカケで、蜜ロウワックスと同じように少しづつ地道に広げていくつもりだった。
いやもっと本格的に生産し、売ってやろう!ウッドデッキ材という国産材を活かす道をつくってやろう!と決意した。
ウッドデッキ材をキッカケにして、木材の販売形態をつくり、林業や製材業を復活してやる。(心意気だけは大きいのだ。)

本気でやっていきます。

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