2021/02/16
【第19期】ソーシャルコスト支援先「漁民による森づくり」についてのご報告
【第19期】ソーシャルコスト支援先「漁民による森づくり」についてのご報告
弊社がこのプロジェクト「漁民による森づくり」へご支援させていただき12年目になりました。今回はコロナ禍のため、密にならないように、電源開発さまと市職員様のみの植樹となりました。電源開発さまよりレポートが届きました。

弊社とロータリークラブさまからの寄付は
以下のものをご購入いただきました。
【植えた樹木】
・コナラ50本
・センダン 50本
・獣害帽子ネット一式
寒い中、ありがとうございました。
元々、漁師さんと電源開発さんと尾鷲市でとりくまれていたこの活動に途中から弊社も寄付という形で参加させていただきましたが、12年目をもってご辞退することになりました。
自分たちがあの世に行った頃には、この土地も森になっているのではないかと思います。昔は伐採後ほっといても樹木が生えたそうですが、近年、獣害の食害により、なかなか樹木が成長しません。このような活動を通して、改めて豊かな自然を元に戻すには相当の時間がかかることということを教わりました。
毎回、植樹前に獣害ネットを張ってくださったり、草刈りをすませていただき本当にありがとうございました。これまでお世話になりました。
「福寿乃海」
「寿」という漢字は、昔はあたりまえのように恵まれることをさしたそうです。今でいうサスティナブル(持続可能)のことに近いのではないでしょうか。近年、水産の水揚げが減少している中、「あたりまえ」は「自然維持管理」されてはじめて恵まれることがわかってきました。今は「寿」と書くとお祝い事をさしますが、古人は「あたりまえのようにこれからも先恵まれる」ことの背景を理解して、このような漢字使いをしてたのではないかと思います。
人と自然と産業の心地よい循環を目指す 小川耕太郎∞百合子社では、ネーチャートレイル(サスティナブルトレイル)の整備活動をするボランティア団体「尾鷲薮漕隊」へ、ソーシャルコストの還元として整備備品道具を寄付しています。※画像をクリックすれば拡大してご覧いただけます。

【ソーシャルコスト(社会コスト)について】
https://mitsurouwax.com/about/social_action/
小川耕太郎∞百合子社は、"持続可能な社会"の実現を第一に考え、製品の企画・生産・販売を行っています。
ゴミやCO2を排出して自然や環境に負荷をかけていることも事実です。そこで、自然と産業と人の輪を健全に維持するために、
設立当初から【社会コスト】にできるだけの責任を持つという考えを導入し、利益・売上げの一部を使って自然や環境に与えたダメージを再生する費用として、1998〜2006年までは利益があった年に利益の5%を、2007年からは毎年利益の有無に関わらず売上げの0.3%を計上し、寄付や実践的活動を行ってきました。
ソーシャルコスト(社会コスト)に対応できているのは、お買い上げいただいた皆様のおかげと感謝しております。物をつくり販売する者の責務として未来を見据え、これからも幅広い活動をして行きます。