2021/02/10
【第19期】「九鬼遊歩道」の景観を活かしたネーチャートレイル
▲三重県九鬼町(画像:三重フォトギャラリー ©ふがまるちゃん)
元 地域おこし協力隊(九鬼) 豊田宙也さんが企画したシンポジウム「漁村×学ぶシンポジウム」では、毎年様々な角度からの建築関係の学者さんや学生さんの漁村調査研究発表やレポートなどが一般市民も聴衆できる!という画期的な取り組みが行われています。

▲元 地域おこし協力隊(九鬼) 豊田宙也さんが企画したシンポジウム「漁村×学 シンポジウム第一回のフライヤー」

道普請活動をはじめる尾鷲薮漕隊
じわじわ脚光を浴びる九鬼ですが、昨年度より、地域おこし協力隊として着任した可知さんと九鬼尾鷲薮漕隊さんが「九鬼遊歩道」をネーチャートレイルとして、道普請や標識などを設置し、安心して自然散策ができるように地道な整備を続け「オハイ海岸」までの道のりも以前より歩きやすくなりました。

(画像:三重フォトギャラリー ©ふがまるちゃん)
秘境なので、近くに道路があるわけではありません。雄大な石畳海岸オハイ海岸までいくまでの道のりを整備するのはかなり困難なことです。橋をボランティアで修繕したり、道しるべを設置したり、薮刈りしたり、x、、九鬼のネーチャートレイルを自然なカタチで整備された裏部隊に尾鷲薮漕隊ありです。
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2020年度 九鬼遊歩道の整備記録
最近「NHK番組あさいち」でも紹介された秘境「オハイ海岸」ですが、自然を活かしたまま、山道を整備するということは、定期的に歩き確認する作業が必然です。例えば、、、

土留の木を切り、杭で止め、道幅を広げ、仕上げる、、、それぞれの役割分担が自然に流れるチームワーク力!土留区間が伸びていきます。力仕事も物ともせずの九鬼地域おこし協力隊に就任された可知さん(紫のTシャツをきている女性)。

全体みるば、この道幅拡張と土留め作業がどれだけ歩きやすくなったかわかるかと思います!

欧米では生物の本能的な感覚を身に着けるカジュアルスポーツとして根強い人気があり、また、道を通して、ネーチャートレイルを整備してくれるボランティア団体や地域の方々とのコミュニケーションがうまれることから、近年、コミュニケーショントレイルとしても再評価されています。
もちろん、自然の散策路なので、定期的な修繕は必要です。そんなサポートも、観光客や地元が一緒になってサポート心が芽生えれば、観光と環境の共存が成り立ちます。これからの時代のサスティナブルツアーとして発展していけばいいなー、小川社は陰ながら応援させていただいています。
ボランティア団体でここまで長く活動されているのは珍しく、尾鷲薮漕隊の詳細は下記のバナーからごらんください。
人と自然と産業の心地よい循環を目指す 小川耕太郎∞百合子社では、ネーチャートレイル(サスティナブルトレイル)の整備活動をするボランティア団体「尾鷲薮漕隊」へ、ソーシャルコストの還元として整備備品道具を寄付しています。※画像をクリックすれば拡大してご覧いただけます。

【ソーシャルコスト(社会コスト)について】
https://mitsurouwax.com/about/social_action/
小川耕太郎∞百合子社は、"持続可能な社会"の実現を第一に考え、製品の企画・生産・販売を行っています。
ゴミやCO2を排出して自然や環境に負荷をかけていることも事実です。そこで、自然と産業と人の輪を健全に維持するために、
設立当初から【社会コスト】にできるだけの責任を持つという考えを導入し、利益・売上げの一部を使って自然や環境に与えたダメージを再生する費用として、1998〜2006年までは利益があった年に利益の5%を、2007年からは毎年利益の有無に関わらず売上げの0.3%を計上し、寄付や実践的活動を行ってきました。
ソーシャルコスト(社会コスト)に対応できているのは、お買い上げいただいた皆様のおかげと感謝しております。物をつくり販売する者の責務として未来を見据え、これからも幅広い活動をして行きます。

