2021/02/03
【第19期】矢浜探検隊、岩をつたい滝まで目指す!---僕たちの遊び場づくりvol.2 雨育・川育・おわせ行く第4回目
2020年9月15日
「雨育・川育・おわせ行く第4回目」

▲矢ノ川上流「デンガラ滝」で活動
この看板は尾鷲薮漕隊の林さんが制作

▲デンガラ(伝唐)の滝
今回もお天気に恵まれ、
外で実施することができました。
11人の子供達は、今日も元気いっぱい!
今日は矢ノ川の上流部「伝唐滝」を目指します。

▲子ども達が来る前に安全確保のためにロープを張るサポーターの大人たち
ロープを張ってそれに沿って、
2回目の時に体育館で
練習した内容を思い出しながら進みます。

▲第二回目 ロープを張ってスリングを身体に巻いて命綱にする方法を学ぶ

▲子ども達をみまもる尾鷲藪漕隊の内山先生と浜田先生
何も考えずに進もうと思えば
行ける川原ですが、
あえてルートを固定することで、
学びがいっぱい!

▲苔の生えた岩や倒木を踏み越えて歩く。声を掛け合いながら慎重に歩く
限られたエリアの中で、
自分がどのように動くか
考える、考える、正解なんてない。
自分の身体より大きな岩が
転がっている中を考えながら進む。
もちろん、サポートしてくれる
大人達がいますが、
アドバイスはくれても
助けてはくれない・・・。
ロープの区間区間は一人きり、
前の人の合図を聞いて、
自分が動き、確認して、
次の人に合図を送る。
これを20か所ほどの
セクションを繰り返す。
最後は、流れがつかめてきたようです。
子供たちの目が変わってきました。

滝に到着すると、
子供達は体を冷やします(笑)冷たいね?。
ヒキガエルも捕まえて、観察!
滝も楽しいようです。

三重大学の坂本教授(通称:ベートーベン先生)から
岩について教えて頂く、
宇宙の中では珍しい石が
みんなの足元にある。
自分達の生活では当たり前の物も
少し見方や考え方を変えるだけで、
特別な物に変えることができる!

▲周辺の岩や地層について坂本教授より教わる
たった、8分間のお話の中で
花崗岩について解説をしてくれました。
石英や長石
雲母、角閃石(かくせんせき)などの
鉱物が集まってできていること、
雲母、角閃石(かくせんせき)には
水が含まれていて
今のところ地球に師かない
宇宙を見渡しても珍しい石ということ 他
子供達にとても大切なことを
伝えて頂き、お土産までいただきました。
本当なら三重大学の
お兄ちゃん、お姉ちゃんとも
一緒にやりたかったですが、
コロナの影響で
かなわずでしたが、
その分、坂本先生が
子供達に伝えてくれました。
自分自身のことを考え、
仲間のことを考えて、
自然環境に対して畏怖と敬意をはらい、
そんな中から、楽しみと喜びを少し頂く。
子供達は少し感じてくれたようです。
それが授業ではなく、
「僕らの遊び場づくり」なんです。
自分達の住んでるいる町には
それを体現できる場があり、
支えてくれる大人の先輩たちがいる。
彼らにはいつでも目を閉じると
「伝唐滝」の音・風・水を
感じることができることでしょう。
たとえ、将来
尾鷲を飛び出していったとしても!
●文:小山ハウス 森田渉さん(一部、小川耕太郎∞百合子社が加筆しています)
●写真協力 :内田佳和さん、森田渉さん、木許勝弘さん
●「僕たちの遊び場づくり」主なメンバー
講師
小山ハウス寺子屋(森田歩)
三重大学生物資源学部
サポーター
尾鷲薮漕隊 / 尾鷲市水産農林課 /尾鷲市教育委員会 /三重大学生物資源学部 /三重大学生物資源学部 自然環境リテラシークラブ /三重県 /森林組合おわせ / 尾鷲市林業振興協議会 /三重県尾鷲農振水産事務局/ 小川耕太郎∞百合子社 他
●場所:三重県尾鷲市矢ノ川どん淵
このプロジェクトは、公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興団体が運営する「トム・ソーヤスクール企画コンテスト」トム・ソーヤー奨励賞を受賞し支援を受けています。
◆小川耕太郎∞百合子社 第19期ソーシャルコストの支援先一覧◆
小川耕太郎∞百合子社では「僕たちの遊び場づくり--川育 雨育 おわせ行く--」では児童の安全を重視し地下足袋やつなぎなどを支援させていただきました。

【ソーシャルコスト(社会コスト)について】
https://mitsurouwax.com/about/social_action/
小川耕太郎∞百合子社は、"持続可能な社会"の実現を第一に考え、製品の企画・生産・販売を行っています。
ゴミやCO2を排出して自然や環境に負荷をかけていることも事実です。そこで、自然と産業と人の輪を健全に維持するために、
設立当初から【社会コスト】にできるだけの責任を持つという考えを導入し、利益・売上げの一部を使って自然や環境に与えたダメージを再生する費用として、1998〜2006年までは利益があった年に利益の5%を、2007年からは毎年利益の有無に関わらず売上げの0.3%を計上し、寄付や実践的活動を行ってきました。
ソーシャルコスト(社会コスト)に対応できているのは、お買い上げいただいた皆様のおかげと感謝しております。物をつくり販売する者の責務として未来を見据え、これからも幅広い活動をして行きます。