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楽しむ木

2018/08/17

VOL.1 『人があつまる玄関とは』元印刷工場をギャラリーに


上の写真は、工場や倉庫だった町並みがアーチストのアトリエとして人気になったNYブルックリン地区の「ブルックリンスタイルのオフィス」です。今では、WEBデザイナーをはじめテクノロジー系アーチストや技術者が集まる場となり、その個性的なリノベーションスタイルを『ブルックリンスタイル』という風に呼ぶようになりました。WEBで検索するとオシャレで個性的なオフィス空間がでてきます。


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今では、オシャレでカッコイイ印象のブルックリンですが、ブルックリンといえば『ストリートアーチスト 』ではないでしょうか?特に小麦を水と混ぜることで粘着性を持たせ、絵やスケッチを貼り付ける"Wheat-paste"と呼ばれるスタイルの作品で知られるBast(バスト)の絵には、ストリートだからこそ生まれた勢いとセンスを感じます。



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さて、本題です。日本でも『空き家対策』が社会問題となっています。空き家対策問題は地方だけではありません。かつて東京・早稲田大学周辺には町工場や倉庫が多くありましたが、今では廃業され空き家が急増しています。




そんな中、ここ数年この早稲田大学周辺の元工場や倉庫をリノベーションをし、IT企業や写真スタジオ、ビール工房などがポツポツ増えているのはご存知でしょうか。



その先端となったのは、IT事業を手掛けるボノ(株)
さまが運営する我楽田工房です。我楽田工房は、「人と地域をつなぐ」ことを目的としたプロジェクトであり、コミュニティースペースとして誕生しました。



人と地域をつなげる手段としてワークショップ形式を取り入れ『ほぼ素人でDIYでリノベーション』をされコミュニケーションスペースをつくられました。

genkan0-1024x768.jpg▲ビフォー(元印刷工業)


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▲アフター 

東京界隈で木をつかうというと、cafeや雑貨屋などのショップが多いように思いますが、IT事業所のオフィスに『国産の木』をつかうDIY事例は少ないです。



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20146月に新オフィスとして構えたときの様子になります。

7月 【我楽田工房 みんなのDIY】第一回 天井を壊す

→8月壁と床のペンキ塗り


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▲内装のみDIYでリノベし、新オフィスへ移転されました。


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20163月 2回目のリノベーション(ファザード:木もちeデッキ【栗】/ 玄関まわり 追い柾目)



小川耕太郎∞百合子社では、2回目のリノベーションのときに『木材納入者』としてアドバイスをさせていただきました。2年間で2回にわけてリノベーションをされた我楽田工房を運営するボノ(株)の代表取締役 横山貴敏さんの玄関回りリノベーション後の反響を伺いました。

お客様が打ち合わせの際に、事務所やギャラリーをみてお客様が期待感をもってくれるようになった。ある意味広告的な役割がある空間になったと思う。」




2回目のリノベーションの目的は『人が集まる玄関』

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印刷工場をリノベーションした『我楽田ギャラリー』は、早稲田を道行く人の流れまで変えてしまうそんな建物でした。


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ワークショップでは、カイダ建築設計事務所の海田修平氏の協の下、「人が集まる玄関」をテーマにしたワークショップを開催したところ、美大生を中心に多くの人が集まりました。我楽田工房様の場合は、「場つくり」をしている会社のため、アイディアをだしやすい空間づくりはとても重要です。

ワークショップ後にでた条件をまとめると・・・


条件は3つにまとまりました。

(1)通りから木のキッチンがみえること(←人は「食べること」に本能的に惹かれ、「一緒に食べる」ことで緊張がやわらぐ)

(2)玄関は木(←はいりやすい)

(3)段差のあるエントランスにウッドデッキをつくりたい



3つの条件を満たすために、課題の一つとして「どんな木」を「だれ」から仕入れるのかが重要になりました。我楽田工房さまの場合は、「ストーリのあるリノベーション」「人の集まる場」を目的とされており、木材ひとつとっても、今後のつながりをもつ人から仕入れたいとの希望がありました。海田氏と小川耕太郎とは、東京・日本橋にある「三重テラス」の集まりで出逢いもあり、「アイディアキャッチボールができる!」と思われたようで、小川耕太郎∞百合子社を訪ね、はるばる尾鷲までこられました。



海田氏からの相談は3つ

(1)高さがとれないファザードだが、玄関の前にウッドデッキをつくりたい

(2)そのウッドデッキは、パブリック(公共)と事業所の境界線をゆるやかにつなぐ存在がほしい

(3)京都のような敷居を高くした木づかいではなく開放的で明るい木づかいにしたい


小川耕太郎からの答えは3つ

(1)(2)について

「栗材なら可能」と判断し、安全なウッドデッキをつくるなら、施工する環境下に応じて材と床下工法を選択することをお伝えし、杉材と栗材の違いをお伝えし、木もちeデッキ【栗】に決まりました。

(3)については

→「杉の追い柾目を使用したらどうだろうか(追い柾目板は全体的に赤褐色なうえ、洗練された柔らかさがでるため)」とおススメしました。






リノベーション後、通りからみると、、、気になる空間になりました↓↓↓

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▲通りから窓超しでみえ「なにをやっている会社なのか??」振り返りたくなります。





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▲玄関をあけると「木のキッチン」があります。いろいろな人がアイディアを出し合うには会議室ではなく「木のキッチン」を置くところが、ボノ(株)さんらしい。

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▲この木のキッチンもスタッフがDIYでつくられたそうです。仕事で出逢った「木のキッチン専用の制作会社」様に、事務所にはいったらすぐ木のキッチンがあるそんな空間をDIYでつくりたいと相談され、最初は驚かれたそうですが、行動することでいろいろな人の輪がうまれたそうです。

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▲代表取締役の横山氏 

玄関の窓は、ボノ(株)様のロゴマークの丸型をイメージし、知人のステンドグラス作家に依頼し制作されました。丸型のステンドグラスは、どこか船を思わせます。ある意味、このドアをくぐった人は「なにかやりたい人、つくりたい人」が乗客するそんな空間にみえますね。



玄関のリノベーションの効果

・外から木のキッチンがみえることで、何か面白そうな人があつまり、面白いことをやっている気配が道行く人に伝わりやすくなった。

・更に面白い人が入ってくるようになった。

・元印刷工場地帯だった町並みだったので、フォークリフトと作業員しか通らなかったが、ぽつぽつとオシャレな空き家利用が増え、人が増え、通りに人が歩くようになった。


東京・文京区にあるコミュニティースペースは、「地域をつなぐ拠点。ファンをつくり、ファンと共につくる場」としてオープンし、子どもから大人まで、ほぼ素人で改装されました。



横山氏と海田氏のお話を聞く中で「街から生まれてくるものを純粋に楽しんだ」点に、ストリートアーチストBastのアートと共通項を感じました。ただ、オシャレでナチュラルなリノベ空間では、ここまでユニークな人は集まらなかったと思います。今まで培われた独自のアイディアだしと企画力、ふわユルな実行力がこの空間をうんだのではないかと思いました。

 

 

 

 

翌年2017年にはもう一つの元印刷工場をDIYでリノベーションをされ、シャアオフィスができ、木の切キッチンがあるオフィスは『ギャラリー』として情報発信の場となりました。(つづく)


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VOL..2 D,I,Yでつくる 元印刷工場をシェアオフィスに







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