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週刊わっ!

2017/06/19

環境農林水産フォーラム」が開催--産学官民連携(コンソーシアム)という協働による取り組み--

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三重大と東紀州地域の行政、企業の共同研究成果などを発表する「環境農林水産フォーラム」が開催されました。弊社では3名ほど聴衆にいきました。

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このフォーラムは、三重大大学院生物資源学研究科の主催となり、尾鷲市との共同研究や、学生が参加する地域課題解決プロジェクト(尾鷲市、熊野市)など、計八件の報告と今後の課題がプレゼンされました


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三重大と尾鷲市の共同プロジェクト「尾鷲市早田地域における藻場再生活動」というテーマで尾鷲市水産商工食のまち課の石川達也氏が報告。

 



◆◆藻場の再生活動の主な取組◆◆

水産生物の宝庫である藻場は、それ自体が二酸化炭素を吸収する大植物群落であり、多様な藻が生息する環境はいわば「海の森」とよばれています。しかし、尾鷲市早田地区では15年ほど前からガンガゼ(ウニの一種)が急速に増加し、藻場が減少しました。その結果、

魚の産卵や成育の妨げになっています。早田町で取り組まれた、ガンガゼ駆除は、藻場を再生させ、漁業資源の回復につなげるのが目的とし、水産庁の環境・生態系保全活動支援事業の補助を受け、2009年から4年間ほど、藻場再生活動がおこなわれています。

 

(1)ガンガゼ(ウニの一種)の駆除

 

(2)三重大生物資源学科研究科による潜水調査

 

(3)藻の植樹

大学と尾鷲市と早田地区の協働作業により、具体的にどの程度「ガンガゼ」を駆除すれば海の多様性が維持できるのかという調査もされ、海の森のビジョンが明確に示されていたのが印象的でした。

 

 

≪駆除をはじめてからのガンガゼの個体数の変化≫

・最大14/1?(2009年)→1匹以下/1?(20173月)に減少。(1?あたり2匹なら生態の調和がとれる)

4年間で、早田湾藻場再生協議会(早田町住民、尾鷲市、三重大)が四年間で132000匹を駆除

 ≪再生後の様子

・藻場には海藻が増え、アオリイカの産卵が確認

藻の近辺に生息するアワビ、サザエ、伊勢海老などが戻ってきた。

湾内の環境改善が進んでいる。

・藻の養殖により漁師さんの副業となる


◆◆海藻を利用した新規展開◆◆ 

(1)   養殖した海藻成分を三重大生物資源化で調査を実施。海藻からは有効な化成分物がとれるため、化粧品他の原料の販売及び原料を活かした商品ができる。

(2)   日本では広大な土地が少なく、山林の傾斜が高いため、トウモロコシやさとうきび、木材などをバイオマスの原料とするとコスト的に難しい面がありますが、海藻を原料としたバイオマスの研究がおこなわれている。

日本の地形にあったバイオマスができるのであれば、海の環境改善と自然エネルギーの生産

両立ができるため、新しい事業展開がうまれます。



♪詳細 ガンガゼが海藻群集に与える影響の解明および除去による藻場再生への試み

平成 26 年度三重大学大学院生物資源学研究科博士前期課程 生物圏生命科学専攻海洋生物科学講座 石川達也氏file:///C:/Users/KIDmaster/Downloads/2014M334%20(1).pdf




会場では、早田地区のレポを筆頭に、

NPO法人天満浦百人会と三重大生のプロジェクト

・熊野サミット

・賀田湾の藻場再生計画 他

生物資源を基にして持続可能な産業と環境をつくるプロジェクトのお話がありました。


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フォーラム終了後、東紀州サテライト学舎 天満荘さんへ移動。天満浦百人会による母ちゃん地場料理によるおもてなしがありました。母ちゃん料理を前に教授も学生さんもニコニコishigaki_muka103.jpg


 

天満浦百人会さんが、早田地区で養殖されるヒロメの創作料理「ヒロメの巻き寿司」を

つくってくれました。はじめて食べるヒロメ寿司のお蔭で会話が弾み

「尾鷲市にあるレストラン、葉っぱがシェフではヒロメを巻いて熟成した生ハムがあり、

海藻の塩分によるふくよかさと、海藻成分により肉質が柔らかくなるようですよ。」

と話したところ、なんとヒロメの養殖を振興されていた教授の方でした。

「私たちは養殖の研究分野で頑張りますが、このヒロメを流通させる展開があっては

地域産業として循環できます。」

と教えていただきました。この時の会話で自分の中にすぅーと落ちました。

これからの時代「産学官民連携(コンソーシアム)」という協働が重要だと

いうことを実感しました。

またフォーラムにとどまらず、フォーラム後に研究者と事業所と地域住民とフランクに

コミュニケーションをとることで、新しい展開がうまれることがわかりました。おもてなし

名人天満壮が東紀州サテライト学舎として選ばれたのもよく考えてのことだと思います。

 


大学生や教授の方々、地域の事業所や市役所の方々や行政の方々との交流がもて、

弊社も希望のスイッチ入りました!「やっぱ、この地域は面白い☆彡」

このような流れをつくっていただいた皆様に心より感謝を申し上げます。


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社会的費用=social costとも呼ばれる【社会コスト】。小川耕太郎∞百合子社では、自然や環境に与えたダメージを再生する費用として、19982006年までは利益があった年に利益の5%を、2007年からは毎年利益の有無に関わらず売上げの0.3%を計上しています。支援先のひとつに「森と海をむすぶ漁民による森づくり」があり、ちょうど植樹している場所が早田の近辺の山であることから、大学生の協働により新しい展開ができないか考案しています。

 

 #天満荘 #三重大サテライト#産学官民連携 #環境農林水産フォーラム #早田 #藻場再生 #インターン #東紀州サテライト #尾鷲市

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