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友達の輪

2014/03/19

TM Marine Consultant代表 弓削猛さん  (第一話)

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弓削さんと始めて会ったのは、私の子供が幼稚園で同級生なので送り迎えだったと思う。風貌からしてこだわりを持っていて、私の嫁さんから自宅を自分でリノベーションをして素敵な家と聞いていたので図々しくも遊びにいった。

 

 

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漁師町特有の港から段々に狭い路地に立ち並ぶ家の上りきった高台の少し下がったところにあった。

 

 

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家にお邪魔する前からそのすばらしい眺望に見入った。対岸に見える森林と澄み切った湾の構図が素晴らしい。

黒い格子の扉を開けて和室に案内されると意外にも畳と和箪笥のコンストラストが心地よく、ヨットの内装を思わせるキッチンダイニング。

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Fにあがると杉の壁板にjazzのアルバムジャケットが飾られて、jazz好きなマニア心をくすぐる。ブランコや収納場所などこれを自分で造ったという事に驚かされた。極めつけは仕事部屋。広くとった窓からの景色も素晴らしいが、私の好きなコレクターアイテムが勢揃いしている。

 

 

これこそ私が求める物だと確信を得て、私の嫁さんに自分もこんな風に今の借家を造りたいというとあっさりと却下された。細かくは建具の金具やアクセサリーにいたるまで考えられている。こんな素晴らしい家をリノベーションした弓削さんってどんな歩みをしてきたのか非常に興味を抱きインタビューをお願いすると快く応じてくれた。

 

「何も面白い物はないよ」と笑いながら始まり、まずは家具を造っていたころからの話が始まった。

 

 

 

=====家具職人からヨットのデザインへ======

 

 

デザインの学校で美術の基礎を学び、その後小石川にある家具工房へいってね、そこのおじいさんが手取り足取り教えてくれ面白かった。なれてきて、技術も習得して楽しくなったけど、自分のデザインで家具を造りたいという思いが強くなり家具商社にはいりデザインを始めた。

 

 

 

図面と家具の細作両方わかっていたので工房の人とコミニュケーションがとれたことが強みだったね。職人と技術の事を話し合たり、ポイントをほめたりすると職人が本領を発揮したり向こうから提案があったりしていい物を作る事ができたから楽しかったよね

 

 

当時は家具の木材はチークもあったし部分的に黒檀も使っていたりしてたし、今より家具に使う木材は結構あったね。

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▲ヨット専門誌(弓削さんの会社TM Marine Consultantのインタビューが掲載)

 

 

当時はまだチークがタイや台湾から出ていたころだった。そのころアメリカの会社から船の内装の話がきて、内装の高級なインテリアを造る事になり、勉強したら船の内装の仕事が面白くなってきてね、そのときで内装の予算が2億円だったからびっくりしたよ。

 

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その後アメリカの会社に入り、本格的に船のデザインを始めたところ船の設計事務所がイギリスにあってね。そのときジョン・バーネンバーグという超有名なデザイナーに出会ったことは大きい出来事だった

 

 

その頃から全長50mを超えるようなメガヨットができたころでねその当時船の船のインテリアデザインをバーネンバーグと毎晩FAXでやり取りをしてすごく勉強になった

 

 

当時は内装に関してはすべて調度品、照明一つとっても既製品がなかったのですべてデザインした時代だった。こんな経験はできないなと思い無我夢中で設計図を造り、職人さんと一から造り上げた。

 

 

 

家具の経験がここでも生きたね。

 

 

 

その後バブル崩壊でアメリカの会社が撤退、紆余曲折あって大変だった。つながりのあったモナコのオーナーが気に入ってくれて手伝ってくれといわれさあ始めようとしたそのときに東日本大震災がおこったからえらい事になったんだ。

 

 

 

 

造船の部品は全国で作っているので調達が難しく、混乱が続くので日本での製造は断念ドイツでの製造となった。テクニカルデザインというかたちで図面を三木浦から送り続けたよ今度新しいお客さんがきたらまた始めると思う

 

 

 

大きい船は3000トンもの大きさなので客船のくらいの規模。プライベートヨットだから設計から事業は長いよね。顧客はヨットにはすべて自分の好みをつぎ込むんだよ。

80年代は椅子や調度品など作っているメーカーはなかったが今は特殊なデザインで作る会社ができてきたからいまは完成品の写真を見て選択するくらいになった

ヨットの内装家具や調度品を作るメーカーは、贅沢や技術の極めた物を作るようになったので面白くなってきたよ。

 

 

 (文:藤井大造)

 

========================来週に続く

 

 

 

 

 

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