2022.06.13

1990~2006年 世界中に蜂群崩壊症候群が起こる
1990年より、ヨーロッパ各国で、巣の中に女王蜂や幼虫を残したまま、また、巣に蓄えている蜜や花粉が残したまま、突然、働き蜂が大量に失踪する蜂群崩壊症候群が起こりました。この現象は、2006年より世界中に拡がりました。
ミツバチの大量死の原因はいろいろな要因があり、要因の一つにネオニコチノイド系農薬があげられています。世界的に権威がある学術雑誌Scienceで掲載された論文(2012 年3 月)では、
✓ネオニコチノイド系農薬がミツバチの脳を冒し、方向感覚を狂わせて巣に戻れなくなる。
✓汚染されたエサを食べた幼虫の脳が未発達のまま脳に障害が起きる 他
ミツバチに及ぼす深刻な影響を示す研究結果が発表されました。
EUでは、2013年より一部のネオニコチノイドの規制がはじまり、2018年4月のEU委員会で、3種類のネオニコチノイド系農薬の屋外における全面使用禁止が決定、フランスでは8種が使用禁止されました。
その後、アメリカでも規制がはじまり、世界的にみると国によって規制の動きが異なります。現時点で、日本では、ようやく2020年に農薬取締法により規制強化がはじまりましたが、規制強化の度合いがあいまいという見方もでています。
ミツバチの大量死の要因は、 他にもさまざまな要因があげれらています。その一部を紹介すると、、
✓寄生ダニによる伝染病
✓森林破壊や環境の変化により、ミツバチたちの活動範囲内に蜜が採れる花の種類が少ない 他
ドイツのアニメーションとデザインスタジオKurzgesagt – In a Nutshellがアニメーションが、蜜蜂の大量死についてとてもわかりやすく説明しています。ご参照にしてください。https://www.youtube.com/c/inanutshell